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アート・コミュニケーション研究所(実践女子学園プロジェクト研究所)主催 対話による美術鑑賞ワークショップを行いました(3/8)

2016年03月25日

 実践女子学園アート・コミュニケーション研究所(所長:美学美術史学科 椎原伸博教授)は3月8日(火)に対話による美術鑑賞ワークショップを、東京都美術館で開催しました。

 実践女子学園アート・コミュニケーション研究所は、2015年8月より、認定NPO法人芸術資源開発機構(ARDA)の協力のもとで、実践女子大学の学生対象にした「対話型鑑賞ファシリテーター養成講座」を開いてきました。対話型鑑賞とは、作品の解釈や知識によらないで、鑑賞者が実際に作品をみた時に感じたことを重視する鑑賞法を指します。そこでは、想像力を働かせながら、他者と対話することで、観察力や思考力、そしてコミュニケーション力の向上を目指します。

 講座の受講者16名の成果の場として、東京都美術館の特別な計らいにより「都美セレクション 新鋭美術家2016」展にて、「対話による美術鑑賞ワークショップ」を本学学生・教職員向けに行うことができました。参加者は、学生ファシリテーターが美術作品を媒介とする、豊かで創造的なコミュニケーションを体験しました。

 ワークショップ前のチームごとのミーティングでは、「作品に触れないよう1mの位置をキープすること」「常に参加者に声が届いているか気を配ること」「時間管理を忘れないようにすること」などを再確認しました。講師の三ツ木紀英氏は「全てを完璧にやろうと思わずなによりも自分自身が楽しむように!」とアドバイスをしていました。

 ワークショップがスタートすると、まずチームに分かれ参加者にファシリテーターの自己紹介と鑑賞の諸注意を伝えました。自己紹介は作品を鑑賞する上で、参加者の気持ちをほぐし、これから自由に感じたことを話し合える良い雰囲気を作り出す為の導入部分です。これもファシリテーターとして大切な事柄だそうです。

 展示室に移動するとまずは対象作品を1分間鑑賞。鑑賞が終わると感想タイムとなり、講座受講学生はファリシテーターとなり、参加者の言葉に耳を傾け、参加者が話しやすい環境づくりに終始していました。最初は緊張していた参加者も、次第に自由に意見や感じたことを言えるようになり、「授業とは異なり、気軽に参加できることが良かった」「多くの人と感想を共有し、また他の人の意見を聞くことで視野が広がった」との感想が出ました。

 ワークショップ終了後の振り返りでは、運営面や自身またはほかの学生の良かった点・反省点などを発表し合いました。

 三ツ木紀英氏からは「反省点は沢山あると思うが、それは都度直していけばいいもの。作品を通して話す楽しさ、みんなで探究する楽しさを知ってもらえるようにすることが大切。」とのお言葉をいただきました。

<ワークショップの様子>

画像イメージワークショップ前参加者への諸注意
ここで参加者の気持ちをほぐします

画像イメージ立体作品を鑑賞する様子
立体作品は思ったよりやりやすいとの感想

画像イメージ身長より大きな作品を鑑賞
自然と動作も大きくなる学生ファシリテーター

画像イメージ作品の概念にとらわれず感じたことを話し合う
感想を共有しチームが一体となる

画像イメージ「他の人の考えがとても新鮮に聞こえる」と学生ファシリテーター

画像イメージワークショップ振り返りの様子

※実践女子学園プロジェクト研究所について
実践女子学園プロジェクト研究所は、主に学生・生徒の教育及び支援に還元することを目的に設置された、学園内外の組織及び個人がチームを編成して行う研究に取り組む組織です。