新たな取り組み

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新たな取り組み

 第2世紀目を迎えた実践女子学園として、中学校から大学院にいたる学園全体の新たな教育理念として、「品格」「高雅」「自立」「自営」を昨年度から掲げています。
これらのことばは、校祖下田歌子先生が多くの著作や演説の中で多用された先生の女子教育の理想であり、また、新たな時代性を踏まえ、女子教育の使命を検証するなかで校祖の先見性に感謝しつつ選定したものです。こうした経緯から、この新たな教育理念は、校祖自身の建学の精神を体したものであり、第2世紀目を迎えた新たな学園全体の建学の精神でもあります。
こうした学園全体の取り組みにあわせ、設置の各教育機関が新たな使命の創出に取り組んでいます。その一貫として、実践女子学園中学校高等学校は新たな学校改革に取り組むことになりました。本校として、建学の精神に立ち返りつつ、女子教育の伝統を継承し、男女が共同しての社会参加が求められている現代にあって、本校が培ってきた教育力を生かし、社会により貢献することを目的として、今回の学校改革を実施してまいります。
中等教育機関として、先駆けとなる教育実践にも果敢に取り組んでまいる所存です。皆様のご理解とご支援を衷心からお願い申し上げます。

(1) 普通学級の教育の向上を目指した募集定員の削減
本校では数年来、中学校教育、高等学校普通科教育の更なる向上を目指して、検討を重ねてまいりました。学校運営上の全ての判断基準として、「生徒を中心に据えた学校づくり」を掲げ、それこそが、学校への信頼を生む正当な歩みであるという考えのもと、「常なる学校改革」を校是とし、多方面にわたる教育活動の見直しと新たな教育実践を開始してまいりました。
そうした学校改革への真摯な取り組みの中から、より望ましい学校の在り方として、標記のような新たな変革が提案されてまいりました。平成17年度後半に立ち上げた、校内の将来構想委員会での論議の中から、それまで取り組んできた中高一貫の学力向上のさらなる改善策として生まれてきたのが、本案です。
今回の学校改革は、単なる生徒数の削減ではありません。長年にわたり女子教育に当たってきた本校が、時代の変化や社会の動き、また、女性の社会参加の在り方の多様化を踏まえ、将来にわたって本校が果たすべき役割を、校祖下田歌子先生の建学の志を継承しながら検討を重ね、論議した結果ということになります。
改革の趣旨は以下のとおりです。まず第一に、現行の普通科学級の更なる改善のため、生徒数を80名減少させます。今年度から学力向上と大学進学支援の視点から教育課程が一新されますが、それに合わせたよりきめ細かな教育指導を開始したいと考えています。また、生徒数削減という好条件を生かして、新たな特色づくりに取り組むこと。具体的には、これまで進めてきた学力改革の一層の進展を図るとともに、成果を挙げている英語教育については、本校の重点的な教科として位置づけ、教育活動全般において英語教育の視点を取り入れること。同様に、キャリア教育の実施に合わせて、情報収集、分析、判断を行い、またそれらを適切に表現し、相互に交流しうる言語技術の向上を図る国語教育にも取り組んでまいります。

(2) 国際学級「グロ-バルスタディ-ズ」設置
新たに設置を予定している国際学級「グロ-バルスタディ-ズ」は、募集定員35名、国際化の進展に即した女性の社会貢献を支援する教育を行います。中学校では、第2外国語として中国語の授業があり、総合的な学習として国際科とライフデザイン科を履修します。中学校時代から、地球規模での諸問題を学び、社会貢献の意欲を養います。そして、高い志によって、国内外の難関大学への進学を目指し、特に、早期からの準備によって、海外の難関大学への進学を可能にしたいと考えています。海外難関大学への進学希望者には、十分な世界状況の認識をもって、海外の大学でも埋没することなく、自己を発信しうる人間性と英語力を養う教育を実施します。
さらには、数年後をまって、「グロ-バルスタディ-ズ」に自然科学での社会貢献を実現しうる、サイエンス学級を設置することも検討しています。現状の普通科教育にア-トとサイエンスの両翼を拡げ、それぞれのテ-マに即したきめ細かな教育を実施し、生徒の社会参加を高いレベルで支援することを目標としていきます。
以上のように、今回の改革は、これまでの女子教育の更なる充実と、学校自身の社会貢献を踏まえた、大きな課題であると認識しております。「生徒を中心に据えた学校づくり」と「常なる学校改革」という校是のもとに、日本社会が求める新たな女子中等教育機関を目指して、教職員一丸となってこの取り組みの成功に向けて最大限の努力をしてまいります。
 
 

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