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女性管理職インタビュー

実践女子学園 理事・キャリアセンター 部長 串崎 扶美子 

実践女子学園で活躍する女性管理職に、これまでのキャリアと仕事のこだわり、育児との両立についてインタビューしました(2015年3月3日実施)

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<プロフィール紹介>
本学キャリアセンター部長として、就職活動に取り組む学生達に豊富なキャリアをもとに適切なアドバイスをするなどの支援をしている。
実践女子短期大学卒業後、アパレル関係の営業職に就き、女性皆無の男性社会で苦戦を強いられながらも結果を出した。
その後旅行会社に転職し、念願かなって海外添乗員となった。
子育て中は添乗を減らしながらも、ビジネススクールや生涯学習センター等の講師も勤め、添乗員として約20年を過ごした。
マナー講師として関わっていたことから、10年前、キャリアセンター開設時に本学へ入職し現在に至る。平成27年4月より学園理事としても活躍している。

仕事へのこだわり、心構えについて

Q.仕事に臨むにあたって心がけていることは何ですか?
オンとオフの切り替えです。
仕事もプライベートも同様に大切だと思っています。私生活が充実していることで仕事のモチベーションも保てると考えています。
業務に時間やエネルギーを使うだけでなく、自己啓発を大切にし、フィールドを広げ、異業種・異分野の人達とも関わることで、それらが仕事にも活きると思っています。

Q.本学へ入職当初から管理職を目指していたのですか?
私は出世には全く関心がなく、仕事の最前線の現場で走り回って自ら動くことが好きなタイプの人間です。昇進の内示を受け取った時も、「自分で納得できる成果も上げていない」という気持ちと、「もっと現場の仕事を続けたい」との思いから、辞退しようとまで思いました。
しかし、上司から、「昇進は、実績評価だけでなく、組織が今後成すべきことを託すために行うもの。だから辞退してはいけない」と言われ、その瞬間、自分の中のモードが切り替わり、それ以降は、「管理職」を意識するより、今の自分が「何を求められているのか」を意識するようになりました。

入職前のキャリアで学んだこと

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Q.仕事をする上での苦労はどのように乗り越えてきましたか?
営業職時代、男性社会で悔しくて涙さえ出ないような辛い経験もありました。そこを耐えられたのは、「辞めてはいけない」と思うより、「いつでも辞められる」と自分の中で逃げ道を作ったこと。逃げ道があることで心が安定し、逆境に立ち向かう勇気がもてたように思えます。
その時の自分の体験から、今、就活をしている学生達とそれをサポートする親御さんへ「つらい時、気持ちをホッとさせてあげること」、「逃げ場も作ってあげること」の必要性と大切さをアドバイスしています。             
もう一つ、「辞めるなら足跡を残してからにしろ」と先輩に言われたことだと思います。しかし、実際足跡を残せるようになった時には、退職したいという思いは消えていました。

Q.自身の強みは何だと思いますか?
営業力、交渉力だと思います。
人を観察し、その人にとっての必要性を見出だすことが大切だと思います。かつて営業職として経験したことが、添乗員の時にも役立ちました。苦労した経験も決して無駄ではないと思っています。

仕事と育児の両立について

Q.仕事と家庭を両立するために何か工夫をしていましたか?
母親の立場では、子供が何より大切です。ですから、たくさん愛情をかけ、子供の願いはできる限り実現させてあげられるよう、できることは何でもしました。
子供との心の通い合いは時間の長さではなく、密度の濃さだと思います。仕事を続けながら、子供のために私が一生懸命してきたことを、社会人となった娘達は今、「お母さんのお陰で、いつも楽しかった」と言ってくれています。
一方、仕事においては、報酬に見合った結果・業績を残さなければいけません。私も、組織から求められていることを意識し、目前の業務に向き合ってきたつもりです。
「一社会人」としての時間、「母」としての時間、それぞれの切り替えを意識し、どちらの立場においても、力を尽くすことが大切なのではないでしょうか。

Q.後輩達に伝えたいことを聞かせてください。
子育ては大変ですが、ほんの一時です。一所懸命子供に向き合ってあげて欲しいです。
ただ、仕事をしている時は子供を理由にしない、子供には仕事を理由にしないという心構えでいて欲しいです。また、周りがサポートしたくなるような働き方をして欲しいと思います。男女とか関係なくお互いが助け合えるように、感謝の気持ちを伝えるようにしたいですね。

女性が活躍できる社会について

Q.女性が社会で活躍していくにはどうしたら良いと考えますか
まず「制度の確立」です。例えば、家庭の事情などで離職した人が復帰しやすい制度が整えられていくことが必要だと思います。そして家族・職場等「周囲の理解と協力」、最後は「本人の自覚」でしょうか。この3つが整ってこそ、女性が安心して活躍できる社会が実現できるのではないかと考えています。