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男性育児休業取得者インタビュー

総務部総務課 近江谷 洋太 書記

男性教職員で“初”の育児休業を取得した近江谷洋太さん(33歳)に育児休業を取得した1か月間の様子についてインタビューしました(2016年7月26日実施)

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<プロフィール紹介>
2014年4月  入職(中途採用)<総務部総務課>
2014年11月  第一子誕生
2015年10月  育児休業取得(子10か月)
2015年11月  復帰
現在に至る

周囲は夫婦関係が心配?

Q1.入職の動機を教えてください。
学校教育に興味がありました。学校の職員として学生に何らかの貢献ができれば、日本の未来にも貢献できると思いました。学生の未来に関われる仕事がしたかったのです。

Q2.育児休業を取得しようと思ったきっかけはなんですか。
入職以前から子供ができたら絶対取得しよう思っていました。前職では多くの男性同僚や上司も取得しており、男性の育児休業取得が当たり前の環境でしたので、取得することは私にとってはごく自然なことでした。妻の会社でも男性の育児休業者は多く、当然私の取得にも賛成してくれました。
私は「男女共同参推進室」にも所属しているので取得しやすい環境にありましたし、男性の育児休業取得が「くるみん認定」(注)に必要ということもあり進んで取得しました。

(注)「くるみん認定」とは、次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業に対し、厚生労働大臣が「子育てサポート企業」として認定することを言います。

Q3.お金のことなど、心配はありませんでしたか?
学園からの給与がなくなるので、心配は少しありましたが、育児休業を取得できるチャンスは、一生に何度もあるわけではないので、思い切って取得しました。国から「育児休業給付金」(非課税)として給与の67%が支給されたので、結果としては収入面の問題はありませんでした。

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Q4.取得するにあたり、周りからの反応はどうでしたか?
大変ありました!!「よくやった!」「がんばれ!」などと激励してくれる職員がほとんどでした。中には「奥さんは賛成しているのか」とか、「1か月も一緒にいるとかえって不仲にならないか」とか、夫婦関係の心配をしてくれる方もいましたね。男性職員の中には自分も取得したいといって、色々と質問される方もいました。
私の親の世代は男性の育児参加がほとんどなかったので、両親の理解を得られるか不安でしたが、自分の両親はもちろん妻の両親も喜んでくれました。総務部の仲間も快く送り出してくれて、育児休業取得の際や復帰の際に、たくさんサポートしていただきました。

Q5.初めての子育ての率直な感想を聞かせてください。
毎日とても楽しかったです。子どもがちょうど10か月の頃で、初めてのハイハイや、つかまり立ちなど大切なイベントを見られたことが特にうれしかったです。日々成長する姿を間近で見られて感動しました。
一方、家事と育児のことだけで一日が終わる日々が、毎日繰り返されることが辛いと思うこともありました。自分のことを考える時間はなかったです。子育ての大変さ、母親の大変さを実感しました。そのことを知る上でも、とても価値があったと思っています。

Q6.育児休業中に奥さんとケンカしませんでしたか?
ほとんどありませんでしたね。ただ私は心配性なのか、子供が少し具合が悪くなるとすぐに病院に連れていこうと言うので、妻と意見が対立することはありました。

画像イメージ育児休業中の近江谷さんの1日の生活リズム

ママたちから質問攻めにあうことも

Q7.ご近所からの反応はいかがでしたか?
育児支援センターへ週1、2回行っていたのですが、平日に男性が子供連れでセンターに来たのは私が初めてということでした。そこにいたお母さんたちから質問攻めに合いました。男性が育児休業を取得することに、興味があるのだと思います。

Q8.育児休業取得に関して奥様の反応はどうでしたか?
妻はとても歓迎してくれました。授乳などで子供から離れられず、自分の時間がほしかったようです。私の育児休業により育児や家事から解放される時間ができたので、精神的にも肉体的にも助けられたと感謝されました。

Q9.保育園についてはどう考えていますか?
妻の育児休業も今年度いっぱいで終わりなので、必死で探していますが厳しい状況です。「認可保育園」も「無認可保育園」も一杯です。今年度中に見つからなければ、妻の実家近くに引っ越すことも考えています。

Q10.育児休業中、仕事・職場のことをどのように考えていましたか?
とても気になりましたが、上司から職場の状況報告のメールが週に1回ほどありましたので、業務状況の把握ができて復帰しやすかったです。

Q11.育児休業取得前と後で働き方の変化はどうでしたか?
特に変わらないです。でも、今はできるだけ早く帰りたい、家事も手伝いたい、娘の顔を見たいという思いが強く、働き方を変えたいと思っています。「ワーク・ライフ・バランス」や「次世代育成支援」対策の大切さを実感しています。

一人カラオケ!

Q12.育児休業中に辛かったことはありますか?
子育ては、100%子供に尽くすので、自分のしたいことはできず、育児の悩みなども溜まって、煮詰まったこともありました。同じ立場(育児休業中)の男性が近所にも育児支援センターにもいなくて、悩みを共有できる相手がいないのが辛かったです。妻以外に交流がなく、育児休業中だから遊ぶというのもあり得ない。家庭の中だけの世界で外の人との交流がないというストレスがありました。
それで、一度だけ、極限までストレスが溜まったことがありまして、半日だけ妻に時間をもらって、一人カラオケに行って気分転換をして発散しました!! スッキリしました~。男性は特に気軽に育児の話ができないので、父親同士のコミュニティがあればいいなと思いました。

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Q13.育児休業中に面白かったことはありますか?
離乳食を作るのは、大変だったけれど面白かったです。もともと料理が好きで、美味しいと言ってもらえることにやりがいを感じていました。離乳食グッズも駆使して作って、美味しそうに食べる娘の姿を見ると、うれしくて幸せを感じました。散らかしながら食べることも子供には必要なので、見守ることも大事と思いました。今も休日は家事をすることでリフレッシュしています。

Q14.もし二人目ができたら、また育児休業を取得しようと思いますか?
そうですね、取得したいです。今回、取得したことで、子供が自分になついてくれたのは嬉しかったです。取得前は、私が抱っこしても泣き止まなかったのが泣き止むようになり、絆が深まったと感じました。

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Q15.育児休業の取得を考えている教職員にアドバイスをください。
私は苦労も多かったけれど、取ってよかったと思っています。他の教職員にも取得を勧めたいです。子供と一緒に多くの時間を過ごすことで、子供への愛情がより深まります。
また、こんなに大変な育児を女性(母親)だけに任せるのはおかしいとも考えるようになりました。多くの先進国では男性が育児に参加することは当たり前なので、日本も早くそうなればよいですね。育児休業を取って初めて気づくこと、考えさせられたことがたくさんありました。