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実践Webマガジン

桜むすび

和歌を訪ねて ー下田歌子先生とつながるシリーズ No.1

毎号、下田先生の和歌を解説と共にご紹介いたします。お楽しみに!

画像イメージ

従三位歌子
ときはなる
色も深めて
ことくさに
たちまさらなむ
やまと姫松

【訳】
「節操を守り信念をもって毅然と生きてほしい。外国の女性にもまけないで、日本のおとめたちよ」
山口典子訳『下田歌子先生小伝』より
【解説】
下田先生が従三位に叙されたのは、1908(明治41)年、54歳のときのこと。上記小伝によればこの歌は、その年9月に実践女学校と女子工芸学校を併せて「財団法人私立帝国婦人協会実践女学校」に校名を変更して新たな一歩を踏み出したときに詠まれたということです。日本女性の地位向上のために、女性自身の自覚を促し教養を高めることを目的に本学を設立された先生が、学生たちにさらなる飛躍をよびかけた一首です。(文:実践女子大学図書館・大塚宏昌)