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実践Webマガジン

桜むすび

<特集>渋谷キャンパススタート!大学・短期大学の「これから」

渋谷で、「これから」を担う女性を育成する。大学・短期大学の新キャンパス、誕生。

今年4月、本学発展の地であった渋谷に、新たなキャンパスが開校しました。
最新鋭の設備を多彩に取り入れ、洗練されたインテリアが空間を彩る校舎や、憩いの場となる校歌の碑の森。
学びの充実感と楽しさを高める新キャンパスで、専門知識とスキルや個性など、学生の中に「これからの社会をつくる」力を育みます。

学生に、現代の実践的な学びを

画像イメージ2014年春、渋谷文教地区に新たな学びのステージが誕生しました。

 渋谷は、日本におけるカルチャーやビジネスの一大拠点。最先端の流行の発信地であるとともに、博物館や美術館、図書館などの文化・教育施設やさまざまな企業とのアクセスもよい好立地です。その一方、表参道方向に足を伸ばせば、大学など多数の教育施設が位置する閑静で緑豊かな文教エリアが広がります。
 この渋谷の地と本学には、長い歴史と深いかりがあります。それは、「日本社会の発展のため、広く女性に対して実学・実践的な教育を行う」ことを決意して学園の前身・実践女学校と女子工芸学校を立ち上げた創立者・下田歌子が、1903年、皇室の御料地を借り受けて麹町から2校をこの地に移転したことに始まります。その後1976年に短期大学、1986年に大学のキャンパスが日野に全面移転するまで、渋谷はまさしく本学の発展の舞台となっていました。
 2014年4月、本学は渋谷の地に回帰し、新キャンパスをスタートさせます。2019年に迎える創立120周年を見据え、創立者の「社会を変えるのは女性である」という想いを改めて継承し時代に合わせて発展させます。女性ならではの長所を伸ばして、幅広い教養と実践的な学びを学生に提供する、本学ならではの女子教育をさらに充実させていきます。新キャンパスでは、文系(文学部、短期大学)と社会系(人間社会学部)の教育を行っていきます。
 文系学部は、本学が長きにわたって携わってきた分野です。さまざまな文化・教育施設が身近にあって活用しやすい渋谷地区で、伝統のさらなる深化を図り、周辺の大学とも積極的に連携しながら、学生が自分の関心に合わせてより深く、幅広く学べる環境を用意します。
 社会系学部は、建学以来、本学が大切にしてきた実践的な学問を扱う分野です。企業活動や社会活動が盛んに展開されている渋谷地区で、教育内容と研究を一層拡大させることを目指します。企業と連携したフィールドワークや官学連携を通じ、学生がさまざまな活動の現場に触れることで、社会系の学問をよりリアルに学ぶことができる環境をつくります。

お知らせ「実践女子短期大学」は2014年4月より「実践女子大学短期大学部」に名称変更しました。

※文中では校種を表す「短期大学」に表記を統一しております。

にぎわいのある環境で、出会いと交流を生み出す

学生が自らの個性を見出し、磨く場に

キャンパス計画室長 髙田 典夫 教授 実践女子大学 生活科学部 生活環境学科 建築デザイン研究室キャンパス計画室長 髙田 典夫 教授
実践女子大学 生活科学部 生活環境学科
建築デザイン研究室

 渋谷キャンパス計画の立案に際し目指したのは、建物や道、広場や緑が組み合わされ、人でにぎわう街のような場を創造すること。校舎には9階まで吹き抜け構造になっているアトリウムを設け、その周りに交流のステージとなるプラザやラウンジなどを配しました。1階のエントランスホールから吹き抜けのアトリウムを見上げると、学生たちが校内を回遊し学ぶ様子が目に入ってきます。色彩を抑えたデザインの建物の中で、それぞれの好みや個性を表した装いの女子学生が歩き、ガラス張りの教室で講義を受ける様子によって、空間がさまざまに変化します。校舎の外へ出れば、四季折々の表情を見せる豊かな緑が心を潤してくれます。学生生活への期待が高まり、学びへの意欲がわく環境をカタチにしました。
 学生には、まず、心地よく過ごせる「自分の居場所」を見つけてほしい。そこではきっと、刺激し合える友人や新たな世界へのナビゲーターとなる教員との出会いがあるでしょう。さまざまな人と交流し多様性を肌で理解しながら、生涯の財産となるつながりを育んでほしいと思います。
 また、「自分はなぜその『場』に惹かれるのか」を見つめることを皮切りに、自らが何に興味を抱き、学びたいか追究してほしい。そして自分の個性を把握しそれを磨いて、魅力ある女性として成長していくよう願っています。

洗練と快適さ、安心を一つに

 閑静で緑豊かな地域に位置する新キャンパス。
構内には、学生がさまざまな刺激を受けながら安心して充実した学びの時間を過ごせるよう、多彩な工夫が盛り込まれています。
 9層吹き抜けのアトリウムを中心に高層・低層の建物がつながる校舎は、本学の理念である「品格 高雅」をカタチにした、過度な装飾のない端正ですっきりとしたデザイン。環境に配慮し、雨水をトイレの洗浄水として再利用したり、人と密度に応じて照度をコントロールする「次世代型人感知センサー」(T-Zone Saver)や電力の使用量を集中管理するデマンドコントロールを取り入れるなど、省エネを考慮して設計された建物です。
 校舎内には、アトリウムに面した小講義室や、廊下に面してガラス張りになっている教室、多目的に活用できるワークルームや9階から渋谷の街を見下ろせる開放的なカフェテリアなど、キャンパスライフの充実度と楽しさを高める、多くの設備が用意されています。
 防災の面では建物には免震構造を採用し、地震の揺れを緩やかにする「積層ゴム支承」と、地震のエネルギーを吸収する「弾性すべり支承」「オイルダンパー」などにより、揺れを3分の1〜5分の1程度に抑えます。地下には防災倉庫を設置し、食糧や備蓄水などを常備しています。
 屋外には、四季の移り変わりを身近に感じられるよう随所に植栽を配し、古くから本学の歴史と発展を見守ってきた大木・クスノキを中心とした「校歌の碑の森」も。学生たちが自然に触れ、潤いに囲まれながら学び、交流できる空間をつくり上げています。

シンボルエントランス キャンパス入り口を緑で彩り、落ち着きと品格のある エントランス空間を創造しています。 校歌の碑の森 クスノキを中心とした校歌の碑の森。かつてあった 平安朝植物園の歴史を受け継いでいます。