実践女子大学生活科学部生活環境学科アパレル企画研究室



2010年4月より新設された研究室です。

主な研究内容

本研究室では、アパレル企画におけるターゲットである消費者に関する検討を行います。
“衣服”という“商品”が、ヒトの心身と密接に関わっていることから、サイズや形といった
「身体的な面」と、イメージあるいは価値観といった「心理的な面」から消費者を検討します。
心身の要因に基づきターゲットをクラスタリングし、アパレル企画に貢献できる研究を進めたいと考えています。また、ファッションに多彩な色が氾濫する今日、色彩に関する研究も予定しています。

教授:川上 梅(KAWAKAMI,Ume)

宇都宮市生まれ。お茶の水女子大卒。家政学修士、学術博士。
専門はアパレル企画、被服心理学、被服構成学。被服行動や消費行動に及ぼす身体及び心理の影響を研究。

ー 主な担当科目 ー
●ファッション企画論:消費者のライフスタイルに密接に関連している“ファッション”について理解するとともに、商品に関する基礎知識やその企画に必要な情報収集・分析の基本を学びます。
●ファッションビジネス論:ファッション産業の全体を理解し、現在、注目されている企業について学ぶとともに、タウンウォッチングなどにより感性を養います。
●伝統衣服実習:日本の民族衣装である“女物浴衣”の製作・着装を通して、“たたみ”“結び”等の行為が多く含まれている日本の衣文化を理解します。
●統計の基礎:実験や調査を通して得られたデータから、必要な情報を客観的に取り出す手法、すなわち統計解析方法について演習を通して学習します。
●衣生活論:教養教育科目に開講されている科目で、被服の購入から廃棄に至るまでの過程を広く取り上げ、その文化的・科学的な側面を学びます。