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生活環境を知るための文献

私が薦める一冊の本

清家剛・秋元孝之監修 資源循環型住宅技術開発プロジェクト編
サステイナブルハウジング ―地球にやさしい資源循環型住宅
東洋経済新報社、2003

 12月14日から18日まで、国際スキルプロジェクト会議(フランス、モンペリエ)に参加してきました。地震の少ないヨーロッパの都市を訪問するといつも感じることがあります。それは、古い建物を改修しながら、現代でも使えるようにしている点です。古い校舎の中庭でも無線LANを使ってインターネットができたりします。

 3月11日の東日本大震災以降、生活環境を今一度見直すことを求められています。しかし、災害がある以前から私たちは、循環型社会、共生型農業など新しい取り組みをしてきました。今回紹介する本は、「サステイナブルハウジング」というタイトルです。地球環境の様々な問題から私たちの家庭生活に至るまでハウジングの広い視点で説明されています。暮らし方や意識を変えていくきっかけとして、用語(リデュース、リムーブ、リサイクル)の正しい理解と持続性のある社会について考えるきっかけになっていただければと思います。(T. S.)