実践女子大学生活環境学科は、前身の実践女学校家政研究科、技芸研究科から数えると80有余年の歴史があります。実践女子学園の創立者下田歌子は、研究科の創設にあたって女性の自立を重視し、被服学という実学を学ぶ学科を加えたのでした。当学科は、その精神を受け継ぎ、資格取得の支援に力を注ぐほか、講義と実習・演習を組み合わせ、社会人として巣立った後に、実際に役立つ知識の習得を目指した教育を実施しています。
1995年、生活環境学科と改組した後は、住関係の教育、プロダクト関係の教育を追加することで教育の幅を拡げ、生活に密着したデザインに関わる分野をほぼ網羅するカリキュラムになっています。また今日世界的課題となっている地球環境悪化の進行を防ぐには個人の身近な環境における生活の仕方が大きく関わります。ものをつくるだけでなく、日々の生活の中でよりよい生活環境の提案者になれるような知識と思考力を養い、社会で活躍できる力をつけることも本学科の大きな教育目標です。学生は興味に応じて幅広く学ぶことも、専門に特化して学ぶこともできますが、そのベースとなる自主性やコミュニケーション能力などを大切にし、総合的な力を発揮できる人材を育成したいと考えています。
学科は教員10名の他、学生の先輩にあたる助教・助手8名を要し、学生との対話を重視した、きめ細やかな教育を心がけています。
主任教授 槙 究