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卒業生メッセージ(卒業論文)

【仲町ゼミ】「長谷川等伯から見る涅槃図の変容」

一年生の頃に伊藤若冲筆≪果蔬涅槃図≫を見て涅槃図に興味を持ちました。
そして、日本美術史を勉強していく中で長谷川等伯が生涯に異なった構図の涅槃図を2点描いているという事を知り、卒論のテーマに決めました。
長谷川派が描いた涅槃図と同じ時代に活躍していた狩野派の涅槃図を比較し、構図の相違点をまとめていくことで等伯の描いた2点の涅槃図が異なる意味を持ち、狩野派の涅槃図とも深く関わっているのではないかという考えに至りました。
また、涅槃図の構図は現代に至るまでに様々な形で受け継がれているので、年代ごとに涅槃図の構図を用いた作品を挙げて人々に与えた影響と変容をまとめていきました。
卒業論文を執筆するにあたり、見たものを自分の言葉で表現する力が必要になります。興味の持った分野を深く追求し、あらゆる角度から作品を見て言葉で表現するためには、授業の中で勉強するだけでなく、時には美術館で作品を鑑賞することが大切だと思います。

【児島ゼミ】「浅井忠の図案に関する考察」

浅井忠がアール・ヌーヴォーを参考にして図案作品を描いていたことを知り、浅井忠の図案をテーマにすることに決めました。図案は復刻版の雑誌などに掲載されていることがあるため、どの雑誌の何号に掲載されているかを調べるのが大変でした。またアール・ヌーヴォーだけでなく琳派やゼツェッションなども参考にして作品を描いたため、比較の対象となる作品を探すのに苦労しました。授業を通して、ただ単に作品を見るだけでなく、そこに描かれたモチーフや色彩から画家の意図を考えることが身につきました。一つのものを様々な角度から見ることができるようになったのではないかと思います。

【椎原ゼミ】「表現形式としてのインスタレーション-多様性と歴史的展開」

「美術」の知識はもちろん、作品を観ることで観察力が、レポートを作成することで考察力が身につきました。「美学ゼミ」では、興味を持った建築について、空間から考え、論じました。今まで以上に建築を奥深く学ぶことができ、卒論を書くことで自分の考えを更に広くすることができました。学生生活では、友人と過ごした思い出が一番の思い出です。同じことに興味を持ち、学び、時には思いきり遊んだ日々は私の宝物であり財産です。後輩に美学美術史学科での過ごし方についてアドバイスをするとしたら、「枠にとらわれない」ということです。自分の興味のあることを貪欲に学んで欲しいです。美学美術史学科では、美術はもちろんですが、図書館学や教職についても学ぶことができます。