2014年9月
英語学・猪熊ゼミ ゼミ合宿
9月8日から9月10日にかけて、二泊三日の行程で箱根の実践女子学園仙石原実習所にて第1期(!)猪熊ゼミのゼミ合宿を行いました.
私自身も(学生時代を通して)初めてのゼミ合宿ということで手探りのまま決行した部分もありましたが、ゼミ長を中心として学生がしっかりと準備をしてくれたおかげで、充実した合宿となりました.
なにはともあれ、ゼミ合宿の主たる目的は、各学生の卒論進捗状況に関する中間発表です.ひと口に英語学といっても、内容は名詞の分類やポライトネス、さらに子供の母語習得など多岐に渡ります.今回の合宿では、(1)各学生が自身の研究内容に関して作成した資料を配布したうえで15分の口頭発表をおこない、(2)その後の10分間を使って質疑応答、この質疑応答に際しても、前もって二人の学生を指名しておき、その学生がリードしながら議論を進める、という形で行いました.
このプランを発表した当初から、学生から「Toughすぎる!」という不満が聞こえた人もいたようですが(私には聞こえませんでした)、いざふたを開けてみるとどの学生もしっかりと夏期休暇中に調べたこと、考えたことについてわかりやすく発表をし、またフロア側からも示唆的な(私も気付いていなかった)コメントが出たりと、それぞれが有益な場となるよう協力していく雰囲気に感心しました.普段の教室から離れ、畳の部屋でひざをつき合わせながら話し合うことで得ることは多かったのではないでしょうか.私としても、学生の普段見られない「顔」を見ることができ(literally)、楽しかったです.
お勉強のあとはそれぞれが気ままに過ごす午後の自由時間をはさんで、夕方はお待ちかね、管理人さん手作りの料理、貸切状態の温泉、そしてちょっとばかりのお酒.昼間の疲れも日ごろの疲れも吹っ飛ぶ素晴らしい環境でした.ありがとうございました.
いよいよ後期授業が開始.そして卒論締切まで三ヶ月をきりました.四年生の皆さん、悔いの残らぬよう、今の自分にできる精一杯を、卒論というかたちで結晶化して下さい.
猪熊作巳・記