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京都研修旅行

一日目 京都御所特別参観-京都市内散策-ホテルフジタ京都(泊)
二日目 高村光太郎記念館、町立民俗資料館、太田清水寺、水分神社、新渡戸稲造記念館を経て、午後宮沢賢治学会イーハトーブセンター夏期特設セミナー(「風の又三郎」の謎に迫る。長期企画で、本年が第一回)および懇親会に参加、ホテルグランシェール花巻泊。
三日目 ホテルフジタ京都-京都駅-(国語学コース)宇治平等院見学・昼食-付近散策/(近現代文学コース)トロッコ電車-嵯峨野散策・昼食-付近散策/京都駅-帰京

飛龍頭

京都市民の食卓を彩る食材市場、錦小路でのことである。ある豆腐屋の店前で、 参加学生の一人が「飛龍頭」と商品名が書かれた札を見つけた。「ええ、なんと 読むの、なんだろう。」この札の意味するもの(商品)は明瞭である。その前に 並べられているのが「がんもどき(雁擬き)」だからである。「飛龍頭」は「ひりょうず」と読み、江戸後期の風俗やことばを知るために利用される喜多川守貞 『守貞漫稿』に「京坂にて『ひりやうず』江戸にて『がんもどき』と云」と見え る。「ひりょうず」は必ずしも京都市に限られる語形ではなく、西日本に比較的 広く分布するが、少くとも東京周辺では聞かれないことばである。江戸時代に東 西で言い方の違っていたことばが、今なお東西で対立する言い方として生き続け ていることを実感し、学習できた瞬間であった。以上は、まさに国語学ゼミナール京都・宇治研修旅行の研修目的につながる一 場面であった。
(湯浅茂雄 「京都・宇治研修旅行(国語学コース)」『實踐 國文学』第五十七号より抜粋)

二日目

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今日はとにかく歩くスケジュールです。まず、梶井基次郎が歩いた 道をたどります。時間は流れているものの、そこには彼のみたであろう京都の街 並が確かに残されていました。なぜ彼は大通りを歩かなかったのか。それは、一本奥の古本屋街を歩きたかったからです。なぜ道の十字路が角ばっているのでは なく、丸みをおびているのか。それは昔、電車が路面を走っていたからです。 (中略)そうこうするうちに、二条通りと寺町通りの合わさる所にある「八百卯」 に着きました。ここはかの有名な「檸檬」に出てくるレモンを梶井が購入した店 です。今は、梶井関連の記事や本なども通りに見えるように展示してありました。 梶井が本の上に檸檬を爆弾としておいて立ち去った丸善は場所が変わっていましたが、丸善跡は残っていました。

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夜の楽しみは、先生方との交流の場で ある飲み会です。(中略)今日一日の研修の中からクイズが出され、当たった人 には先生方が自腹を切って買って下さった景品が手渡されます。最後、ようじ屋 の油とり紙をめぐってジャンケン大会となり、なんだかみなさんたのしそうです。 それはそうと、これを買って下さったお二人の先生の姿を想像してほほえましく 思えました。料理のしめはここの名物であるアイスクリームの天プラをほおばり、 おひらきとなりました。