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2015年10月

公衆栄養学実習a(管理栄養士専攻3年生)

食生活科学科助手 Y.S.

日野市の空気は日を増すごとに冷たくなり、夕暮れ時には富士山がより一層きれいに見えるようになりました。

今回は、管理栄養士専攻3年生「公衆栄養学実習a」の様子をご紹介します。

公衆栄養学は、個人または集団の健康の維持・増進及び疾病の一次予防を進めることを目的に、人々の食生活に関わる諸問題を組織的活動によって解決するための分野です。
この実習では、集団の健康状態や食事・栄養素摂取状況に関する情報を収集・分析し、活用するための基本的技術を学びます。

10月後半の実習では、食事調査の一つとして24時間蓄尿による食塩摂取量の評価を行いました。

摂取した食塩の90%近くが尿中に排泄されるため、24時間分の尿を分析することで1日のおよその食塩摂取量がわかります。
学生は、測定日前日の朝から当日の朝までの24時間、一人一人が専用の容器を持ち歩き、蓄尿しました。
持参した尿のナトリウム濃度をイオンメータで測定し、食塩相当量に換算します。

画像イメージ成人女性の食塩摂取量の目標は7.0g未満ですが・・・結果はどうでしょうか。

その後、「24時間思い出し法」による食事調査も行いました。
面接者と調査対象者でペアになり、過去24時間に飲食したすべての内容を聞き取り調査します。
食事量の目安を聞き取る際には、料理カードなどを利用しました。

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「24時間思い出し法」で聞き取った食事内容は栄養価計算を行い、食塩については「24時間蓄尿」の測定結果と比較し考察を行います。

管理栄養士は病院や給食施設等で業務を行うイメージが強いかもしれませんが、各都道府県の保健所や市町村保健センターで行政に関わる人もいます。その業務は、医師、保健師、臨床検査技師とともに厚生労働省が行う「国民健康・栄養調査」の調査を実施したり、各都道府県や市町村の健康増進計画策定に関わったり、乳幼児健診での栄養相談や離乳食講習会を実施するなどの母子保健事業に携わったりと多岐に渡ります。
なかなか難しく感じる分野もあるかもしれませんが、授業で学び得たことがどのように役立つのかをイメージしながら学んで欲しいと思います。

✿秋の授業見学ツアー✿(10/26)

食生活科学科助手 C.S.

食欲の秋、運動の秋、読書の秋、行楽の秋、そして…勉強の秋!
ということで、今回は10月ある日の実習授業の様子を少し覗いてみたいと思います。

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管理栄養士専攻3年生「栄養教育論実習b」の様子です。
栄養教育論実習では、1年を通して講義で学んだ栄養教育に関する理論を用いて、栄養教育に必要な技術や手法について学びます。
(写真撮影時は、次回食事バランスガイドを使用して「妊産婦のための食生活指針」に則った妊娠期の栄養教育のデモンストレーションを行うため、グループでどんな内容で発表するかを討議していました)

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食物科学専攻3年生は「食品加工学実習」がありました。
食品加工学実習では、加工食品について、食品素材の生産・特性・加工・貯蔵などを、実習を通して学びます。
(この日の実習内容は、“食パンとバターロールの製造”でした)

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健康栄養専攻1年生「基礎調理」の授業風景です。
基礎調理では、調理や味の基本を、班のメンバーと協力し合いながら実際に調理することで学びます。
(この日のメニューは、にんじんのポタージュ、カジキマグロのムニエル、ミモザサラダ、カスタードプディング、バゲットでした)

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最後に健康栄養専攻3年生の「食品衛生学実験」の授業風景です。
食品衛生学実験では、調理や食品が衛生的であるか知る手法を、化学的・生物学的観点から学びます。
(この日の実験内容は、“保存料(ソルビン酸)の定性・定量”でした)

この日は、これらの授業の他にも「給食マネジメント実習(管理栄養士専攻3年生)」、「基礎調理1(管理栄養士専攻1年生)」、「公衆栄養学実習a(管理栄養士専攻3年生)」が各実験・実習室で行われていました。

講義で蓄えた知識を、さらに実習授業として体験することで、より理解が深まります。
また、班やグループでのチームワークも大切な実習授業は、仲間との友情を深める貴重な時間であると、食生活科学科のOGとして改めて感じています。

公開市民講座「家庭でできる薬膳料理」(10/10)

食生活科学科助手 Y.H./H.M.

10月10日(土)に公開市民講座が行われました。
今回のテーマは「家庭でできる薬膳料理」!
メニューは「金針菜入り五目御飯 鶏肉と山芋の照り煮 韮と小松菜の胡桃白和え かるかん饅頭」です。

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今回のメニューの中で『金針菜』は聞き慣れない食材かと思います。
金針菜はユリ科のホンカンゾウのめしべを乾燥させたもので、タンパク質、ビタミンA、B、C、リン、鉄分が含まれており、鉄分はほうれん草の20倍も含まれていると言われています。独特な味はなく、切干大根のような食感の食材です。

今回32名の定員に対し多くのお申し込みがあり、講師をしていただいた本学科 澤山 茂教授とともに市民の皆さんと交流を深めることができました。

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画像イメージ参加された市民の皆さんが作ったかるかん饅頭

薬膳料理と聞くと今回使用した金針菜のようにちょっと特殊な食材を使う料理と思われる方もいるかと思います。しかし、クコの実や松の実、山芋、韮など普段食べている食材も薬膳料理に使用しています。今回の公開市民講座をきっかけにもっと薬膳料理が身近なものになればと思います。

実りの秋となりました。きれいな紅葉を楽しみ、旬の美味しいものをたくさん食べて、体調を崩さないよう過ごしましょう!

基礎栄養学実習(10/14)

食生活科学科助手 R.I.

管理栄養士専攻2年生の必修科目である「基礎栄養学実習」は、基礎栄養学で学んだ知識を基礎として、
栄養素の消化・吸収、栄養素の機能、エネルギー代謝に関する理解を深めることを目的とした実習です。

今週は脂質の消化がテーマで、「リパーゼ活性測定」、「コール酸添加によりリパーゼ活性の変化」の2つの実験を行いました。

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まず、リパーゼ溶液にオートピペットという道具を使い、発色液、基質液を入れていきます。
単位がµl(マイクロリットル)と厳密なので、学生たちは真剣です。

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30分間のインキュベーション(温めること)の後、反応停止液を入れ、吸光度を測定します。

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吸光度計で、波長410nmでそれぞれの試験管の溶液の吸光度を計ります。
きれいな値は出るのでしょうか。

測定結果の平均値などから、学生たちは考察をし、レポートを作成します。

この実習では他にもたんぱく質の消化実験やでんぷんの消化実験、尿中のビタミンCの定量試験等の実験を行います。この実習を通して、栄養素の生体での役割に関する理解をさらに深めるとともに、今後の学びに繋げていってほしいと思います。

10月も半ばに入り、寒くなってきました。
風邪などひかないように体調管理は十分に気をつけましょう。

「卒業論文」

食生活科学科助手 H.K.

秋晴れの心地よい季節となり、学内の木々も日ごとに赤や黄色に彩りを増しています。

食生活科学科の卒業論文は、食物科学専攻では必修科目、管理栄養士専攻・健康栄養専攻では選択科目となっています。
履修する学生は、各研究室に所属し、教員の指導のもと各自が研究課題を定めて、約1年間かけて実験を伴った研究や文献調査などによる調査研究を行います。
研究成果は卒論発表会で発表し、さらに大学生活の集大成となる論文を書き上げます。

今回は21ある研究室の1つ、食品衛生学研究室の卒論研究(ゼミ)についてご紹介します。
食品衛生学研究室では、食品の安全、安心、衛生をテーマとした研究を1年かけて完成させます。
今年度は、3つのグループに分かれて自分たちで計画を立て、先生に指導していただきながら研究を進めています。

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ゼミでは研究の傍ら、お昼ご飯を一緒に食べたり、合宿、おでかけしたりとイベントも盛りだくさんで、専攻を越えた友情が深まります。

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大学HPから各研究室の紹介や研究室ごとの卒業論文のテーマがご覧いただけます。
ぜひ他の研究室についてもご覧ください。