画像イメージ

ここからページの本文です

粟津俊二先生

心理学から人の仕組みを考える

粟津俊二先生

粟津 俊二(AWAZU Shunji)/人間社会学科・准教授

1996 年慶応義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻を卒業、2001 年京都大学大学院文学研究科心理学専修、博士後期課程修了、2001 年 4 月から 2004 年 3 月財団法人労働科学研究所研究部の任期付き研究員、2004 年より、実践女子大学人間社会学部の専任講師、2008 年 4 月より、実践女子大学人間社会学部の准教授。

Q.学生時代はどう過ごされましたか?

大学時代は、他では経験できないことを色々やろうとしていました。小刻みに色々なことをやっていたので、長く続かないものも多かったです。サークルは、男声合唱団に入っていましたが、運営費などに結構なお金がかかり、厳しくなっていき、途中で辞めました。次に、日本拳法部(体育系)に入りましたが、ちょうどこの時期に実験に興味を持ち始め、そちらの方が楽しくなり、これも途中で辞めました。心理学研究会という文化系サークルにはずっと所属していましたが、幽霊部員でした。

私は大学 3 年で生物心理学という動物の実験もするゼミに入りました。その理由としては、自分一人ではできないということと、他ではやらなさそう、卒業したらやれないというからこのゼミを選びました。

Q.なぜ大学教員になったのですか?

粟津先生授業

会社で働きたくなかったので、大学院に行きました。大学院で心理学をやっていくうちに面白くなってきて、博士課程に入るときに、ここまできたら後戻りできないという心境から 25 歳頃に大学の先生になろうと思いました。

Q.担当科目について教えてください。

説明するのは少し難しいですが、講義科目を一言でいうと、人のしくみについて教えています。

認知心理学という講義では、人がモノを感じたり、考えたりすることを扱っています。知・情・意で言えば知、理性について扱っています。学習心理学という講義では、人の行動が変わる仕組みを扱っています。例えば、何かが上手くなる仕組みについて扱っています。他には、心理学をやるためのスキルを扱う科目として、統計法や実験実習を担当しています。

Q.栗津先生にとって心理学とは何ですか?

人間はどのような生き物かを学ぶものであって、理系の技術で武装した文系と言えると思います。

Q.現在の専門は何ですか?

認知科学です。言葉理解する仕組みを、心理実験や脳科学実験で研究しています。英語も言葉なので、英語教育も研究しています。

Q.ゼミ生の特徴、ゼミの活動はどのような感じですか?

粟津ゼミ風景

ゼミ生の特徴は年によって違いますが、基本真面目な子が多いです。ゼミのやり方は放任主義です。基本は学生が自由にやりたいことをやります。学生のやっていることは基本止めません。私がゼミでやることは決めず、生徒がやりたいことをやった方がいいと思っています。相談されたら、本の紹介やサポートは必ずやります。

Q.卒論はどういったものがありますか?

粟津ゼミ

印象(顔、声、服装など)が多いです。また、アンケートではないもの、とれないものをやります。例えば記憶の実験や、唾液を使ってストレスを計ったりするものなどです。とにかく、卒論にはオリジナリティを求めています。

Q.ゼミ生の卒業後の進路についてはどのような感じですか?

他のゼミと比べるとSEが多い気がします。なぜか自動車販売への就職が毎年一人はいますが、原因は私が紹介するからだと思われます。あれをやれ、これをやれとは言いませんが、ゼミ生の就活状況はきちんと把握して、上手くいかないときになぜ上手くいかないのかを考えてもらうようにしています。

Q.高校生におすすめの書籍を教えて下さい。

以下の書籍をおすすめします。
・森山徹(2011)『ダンゴ虫に心はあるのか』PHP研究所。
・セルジュ・セコッティ(2006)『急いでいるときにかぎって信号が赤になるのはなぜ?』東京書籍。
・坪倉優介(2011)『記憶喪失になったぼくが見た世界』朝日新聞。

Q.実践女子のいいところは何ですか?

厳しくてゆるいところです。

Q.最後に、メッセージをお願いします。

周りを気にせず好きなことをやること。そのうち自分が見つかるよ。

(聞き手:大城ゆい・渡部久世/調査日:2015 年 7 月 23 日)