人間社会学部公開講座のお知らせ:2014 年 10 月 21 日および 11 月 4 日
実践女子大学人間社会学部が主催で、第 1 回に QQ English 代表の藤岡 頼光 氏、第 2 回にブータン経済省エネルギー局兼ブータン電力公社派遣の大類 久里 氏を招き、以下の公開講座を行います。他学部の方も参加可能です。ご参加のほど、よろしくお願いします。
■第 1 回 “バイク便の社長が始めたグローバルビジネス”
□日時:2014 年 10 月 21 日(火)10:45-12:15
□場所:渋谷キャンパス 7F 701 教室
□講演者:藤岡 頼光 氏(Raikou Fujioka。フィリピン、セブ島を拠点とする英会話学校 QQ English 代表)
□講演要旨:2011年以降、インドを抜いて「世界のコールセンター」と呼ばれるに至ったフィリピン人の英語力の高さに、アジア諸国の英語教育業界が着目し、特に大都市であるセブ市ティでは訛りのないきれいな英語を話す人が多いとして、日系や韓国系の英語学校が続々と進出しています。
藤岡氏はオンライン(スカイプ)レッスン部門、セブ島本校への留学部門を併設するフィリピン最大の英会話学校QQ English を経営されています。同校では、600名もの講師が年間3000名の語学留学生、1万人を超える世界中の生徒に授業を提供しています。
1992年にバイク便(株)キュウ急便を設立された藤岡氏は、2000年にバイクショップ、コネクティング・ロッドを設立後、2005年にはバイク輸入業、マラグーティー・ジャポーネを設立。翌年のセブへの留学を転機に、2009年にQQ English をスタートさせました。以後、セブを拠点として、東京、上海、ソウル、サンパウロ、テヘランへと事業拡大を果たしていらっしゃいます。
今回のご講演では、こうしたご経験、ご経歴から、グローバル人材とは一部のエリート的な人々を意味するのではなく、誰にでもなれるチャンスがあるという元気と勇気の湧いてくるお話が期待できます。
■第 2 回 “国民総幸福を目指すブータンでの地方電化”
□日時:2014 年 11 月 4 日(火)10:45-12:15
□場所:渋谷キャンパス 7F 701 教室
□講演者:大類 久里 氏(Kuri Orui。元JICAブータン地方電化促進プロジェクトブータン経済省エネルギー局兼ブータン電力公社派遣)
□講演要旨:ヒマラヤ山脈の麓に位置するブータン王国では、国民総幸福量(Gross National Happiness:GNH)を開発の基本理念とし、国民が幸福感を持って暮らせる社会づくりを目指しています。そのひとつとして、国民の生活には電気へのアクセスが必要と考え、100%の世帯電化を国家目標に掲げ、地方電化が促進されています。本発表では、GNHを提唱するブータン王国での地方電化の取り組みについて紹介します。