実践『ペルソナ』通信(No.008)
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実践『ペルソナ』通信 (No.8)
「実践女子大生の金銭感覚と貯金の実態」に関する調査結果
~最もお金がかかっているのは「趣味」 ひと月にお金が残る人 8 割~
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実践女子大学人間社会学部 実践「ペルソナ」研究会は、実践女子大学生を対象に、「金銭感覚と貯金」についてアンケート調査を実施しました。有効回答者数は 63 サンプルでした。
※実践「ペルソナ」研究会は、実践女子大学人間社会学部における「統計科学(担当:竹内光悦)」、「経営学(担当:篠崎香織)」、「マーケティング(担当:斎藤明)」の 3 つの分野のゼミ生を中心に組織され、実践女子大生が「自分たち自身」の消費活動、ライフスタイル等を科学する研究会です。
【総括】
渋谷キャンパスに所属する実践女子大生の金銭感覚と貯金に関する実態について、63 サンプルの実践女子大生から回答を得た。
アルバイトの実施については、回答者全体の 83% の人がアルバイトをしていて、ひと月の平均収入額は 3 万円以上~ 7 万円未満が過半数を占めている(図 2)。学年があがるとともに平均収入額が増えていることもわかった。また、収入額の中でひと月に自由に使える平均金額は 5 万円未満であることから、収入額の中でお金を遣り繰りしていることがうかがえる(図 3-1、図 3-2)。
ひと月にお金を計画的に使っていると回答した人は 44% であり、計画的にお金を使っていないと回答した人が過半数を超えた。このことから、ひと月にお金を計画的に使っている人のほうが少ないことがわかった。また、最も優先してお金をかけたいものは「趣味(37%)」であり、実際に最もお金がかかっているものも「趣味(32%)」であることがわかった。一方、「普段の食事」や「会食」においては、お金をかけたい割合より、実際お金がかかっている割合が高いことから、予定より食費が多くかかっている傾向がうかがえる(図 5、図 6)。
貯金に関しては、ひと月にお金が残ると回答した人が全体の 83% であり、その中で貯金をしている人は 47% であった。貯金をしている目的は、約 8 割の人が特に明確な使い道や目標がないと回答したことから、目的をもって意識的に貯金している人はそれほど多くないことがわかった。
学年別では、収入額、貯金額ともに学年が上がるにつれて平均金額もあがっていることから、上級生の方が多額の金銭を管理していることがうかがえる。