実践『ペルソナ』通信(No.047 および No.B-047)
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実践「ペルソナ」通信(No.47)
「映画の半券の保存状況」に関する調査結果
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実践女子大学人間社会学部 実践「ペルソナ」研究会では、「映画の半券の保存状況」について、普段映画の半券を保存している女子大生を対象に、写真観察法により、調査しました。また加えて、女子大学生を対象に、「映画の半券の保存状況」についてアンケート調査を実施しました。有効回答者数は 96 サンプルでした。
※実践「ペルソナ」研究会は、実践女子大学人間社会学部における「統計科学(担当:竹内光悦)」、「経営学(担当:篠崎香織)」、「マーケティング(担当:斎藤明)」の3つの分野のゼミ生を中心に組織され、実践女子大生が「自分たち自身」の消費活動、ライフスタイル等を科学する研究会です。
【総括】
今回の写真観察を通して、調査の結果、映画の半券の収納場所は、「財布」「スマートフォンケース」が多数、複数枚数保存者の特徴は、「同じ映画館利用」と「財布への収納」すること、映画館利用時間帯は14時~18時が多く、レディースデイの利用やネットでの事前購入もいることがわかった。
また今回の調査結果から女子大学生は映画館をよく利用する人としない人で二分化していることがわかった。映画館を利用するうえで最も多いシチュエーションは、「15 時~18 時頃に友人と」であった。このことから、休日遊ぶ約束をした友人と、昼食後や夕食前に映画を鑑賞していることが考えられる。近年スマートフォンや SNS の普及によって、インターネットを活用したサービスが増えている。しかし、映画のチケットはインターネットより窓口での購入の方が依然として多かった。また、座席にこだわりを持つ人は約 8 割であることが分かった。インターネット購入では事前に座席が確保できる点から、インターネット購入と座席のこだわりとの間には何か相関があると仮説を立てたが、残念ながら今回の調査ではこれを立証できなかった。
調査の詳細については調査報告書をご参照ください。
■■■ 実践女子大学人間社会学部「じんしゃ」■■■