実践『ペルソナ』通信(No.055 および No.B-055)
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実践「ペルソナ」通信(No.55)
「実践女子大学生におけるクリアファイルの使用実態」に関する調査結果
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実践女子大学人間社会学部 実践「ペルソナ」研究会では、「実践女子大生におけるクリアファイルの使用実態」について、写真観察法を用いて実践女子大学生の実態を調査し、写真からわかる女子大生のクリアファイルの利用について考察を行いました。
また実践女子大学生を対象に、「実践女子大生におけるクリアファイルの使用実態」についてアンケート調査を実施しました。有効回答者数は 95 サンプルでした。
※実践「ペルソナ」研究会は、実践女子大学人間社会学部における「統計科学(担当:竹内光悦)」、「経営学(担当:篠崎香織)」、「マーケティング(担当:斎藤明)」の3つの分野のゼミ生を中心に組織され、実践女子大生が「自分たち自身」の消費活動、ライフスタイル等を科学する研究会です。
【総括】
写真調査では次のことが分かった。64.8% が 1 枚のクリアファイルを、大学で使用していた。写真を撮っている中で、クリアファイルの中に仕切りがあるタイプを使用している人も見受けられた。このことから、講義ごとに複数枚持つよりも 1 枚のクリアファイルにまとめていると考えられる。
キャラクター付きかキャラクター無しかに分けた際に、キャラクター無しのものを持ち歩いている人が 51.9% とわずかに多く使用していた。キャラクター無しの中でも、柄や色付きなどで中が見えない仕様のもの 58.3% と分かれていることがわかった。このことから、キャラクター無しの中でも中が見えないようなクリアファイルを選んでいることが考えられる。
写真を撮っている中で、クリアファイルが破けていたり沿っていたり開いた跡がついていたりと使い古されていることが目についた。このことから、クリアファイルは 1 度購入したらなかなか買い替えないのではないかと考えた。
また量的調査では、プリントやルーズリーフが多い大学生が、どのようなクリアファイルを使用しているのか Be 面から立てた仮説をもとに 95 人に調査を行った。
全体の結果として、キャラクター無しの中身が見えるタイプに講義関係なく収納している 1 枚のクリアファイルを持ち歩いていることがわかった。また使用期間は「1 年以内」が多いが、2、3 番目が長いことから買い替えにくいということもわかった。しかし中が見えないタイプを使用している人は、「プライバシー」を気にしている人が多いのでこれからも変わることは無いだろう。
以上から就活生用のクリアファイルを新規提案する。
調査の詳細については調査報告書をご参照ください。
■■■ 実践女子大学人間社会学部「じんしゃ」■■■