第23号(1999.12) 目次に戻る
イエス・キリストの降誕記念日クリスマスは、英語でキリスト“Christ”の、ミサ“mass”という意味。<X’mas>と書く場合のXは、ギリシャ語のキリスト(クリスト)の第1字を用いた書き方で、フランス語ではNoel<ノエル>、イタリア語ではNatale<ナターレ>と言います。
さて、このクリスマスをもっと楽しく過ごすために、図書館からお薦めの本とビデオを紹介します。
☆音 楽
この季節になると、皆さんが小さい時から耳にしてきたクリスマスソングが街に流れ始めますよね。メロディはよく知っていても、詩の内容や作曲者、誰が歌ってヒットしたか、など知らないことも多いのではないでしょうか?
『ジャズ詩大全:別巻クリスマス編』では、21曲のクリスマス・ソングを紹介し、作詞・作曲者、作られた年などはもちろん、その曲を歌ったジャズシンガーの紹介や、歌詞の解釈など様々な説明がされています。中には、皆さんにも馴染み深い「Santa Claus is comin’to town」や「Silent night」なども収められていますが、歌詞の訳も、作曲されたままのオリジナルの歌詞をもとに訳されているので、私たちの知っている曲とは違ったものになっています。これを読めば、音楽好きのあなたも、いつもとは少し違った気分でクリスマス・ソングを楽しむことができます。
☆クリスマス料理
クリスマスに作られる料理はイギリス、アメリカは七面鳥のローストを主菜とし、フランスではローストチキン、オーストラリアではホゲット(羊肉)のローストが中心になるなど、鳥や肉のローストが多く用いられます。特にデザートは、イギリスではフルーツ、香料をたっぷり使った黒褐色のクリスマス・プディング、アメリカではクリスマスケーキ、フランスではブッシュ・ド・ノエル、と国により大きな特徴があります。
これらのクリスマス料理を自分で作ることが出来たら・・・。そんな手作り派のあなたの強〜い味方になってくれるのが、『世界のクリスマス・クッキング』というビデオ。このビデオでは、世界各国のクリスマスにぴったりなお洒落なレシピをパーティー編2巻、オードブル編2巻の4巻に分けて紹介します。自分で作るのはちょっと・・・、という方も、それぞれの国の独特のクリスマス・クッキングは、見ているだけで楽しめるはずです。
☆絵 画
美術館や画集で西洋絵画を見ていて、登場人物の意味ありげなポーズや不可解な持ち物に興味を引かれることってありませんか?『マリアのウィンク〜聖書の名シーン集〜』は、そんなあなたの素朴な疑問に答えてくれる絵画の解説書です。解説書と言っても、全ページにわたってマンガやイラストによって構成されているので、美術の知識がない人でも楽しんで読み進めることが出来ます。
新約聖書ではキリストの誕生は、マリアの処女懐胎に始まります。この聖母マリアの『受胎告知』シーン。マリアが、突然現われた大天使から「あなたは男の子を産むのよ。イエスと名づけなさい。」と告げられる場面は有名ですが、その中に描かれている百合はマリアの清純を、花瓶は肉体を象徴し、中でもガラスの花瓶は純粋を象徴しているのだそうです。
他にも、天使の階級の説明とか(9階級に分かれているんだって)、イエス・キリストの最後の晩餐から復活までのタイムドキュメンタリーなど、興味深い内容もりだくさんの1冊です。
☆写真集
最後にご紹介するのは『妖精の国のクリスマス サンタクロースの故郷を訪ねて』。
フィンランドのロバニエミという町から北へ8ワ、オーロラ輝く北極圏にサンタクロース村があります。この本はその村での様々な景色、人々を写した写真集です。妖精が住んでいるといわれるこの国の大自然、クリスマスの礼拝風景、また、シーズンオフに釣や砂金取り(?!)を楽しむサンタクロースの写真など、クリスマス気分をぐっと盛り上げてくれる写真がいっぱいです。
この他にも、図書館にはたくさんの本があなたを待っています。
皆さんが、心豊かなクリスマスがおくれることを祈って・・・。
−紹介した本の所在−
『世界のクリスマス・クッキング』
『妖精の国のクリスマス サンタクロースの故郷を訪ねて』 |