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支部だより 2017年地域交流レポート(地域交流レポート福島県支部)

総会出席者総会出席者

6月24日(土)福島県郡山市で行われた福島県支部総会に鈴掛まゆみ理事長と、広報部の2名が伺いました。

●馬目 敏子(いわき 昭和34年/短生卒) ●水野 徳子(郡山 昭和53年/大被卒)
●越智 美智子(会津 昭和53年/大食卒) ●梁取 由紀(郡山 昭和47年/大被卒)
●平野 淳子(会津 昭和57年/短栄卒)  ●福井 久美子(郡山 昭和46年/大被卒)
●大内 友子(福島 昭和45年/大被卒)  ●宮本 みゆき(郡山 昭和61年/大食卒)
●岡部 治子(郡山 昭和42年/大国卒)  ●加藤 睦子(郡山 昭和56年/大被卒)
●本多 節子(郡山 昭和51年/院国卒)  ●飛澤 暁美(郡山 平成2年/大国卒)
●渡辺 寿美子(郡山 昭和49年/大被卒) ●渋谷 久美子(郡山 昭和52年/大国卒)
●増田 あさ子(福島 昭和50年/大被卒) 

支部設立

福島県には卒業生が多くいるにも関わらず支部のないことを残念に思っておられた方々のご努力によって、1994年に福島県支部は創設されました。第一回総会には27名の会員が参加され、翌第二回総会には31名のご参加で、特に戦中・戦後の困難な時代に実践で学ばれた方々が熱心に出席されました。晩年の下田歌子先生が病と闘いながらも凛とした優雅なご様子で源氏物語の御講義をされたこと、物のない時代に故郷から送られた貴重なお米を寮で「今日は私の洗面器で、明日はあなたの洗面器でと、ご飯を煮たのよね。」といった貴重なお話を伺う機会を得られたそうです。

地域の尊重

 福島県は面積の広さが全国2位の大きな県です。そこで支部を会津・福島・郡山・相双・いわきの5つの地区にわけ、各々の地区の伝統と歴史を尊重しつつ支部活動を活性化しようと考えました。 事務局は1999年からは5地区で担当する事になり1994年から5年間を郡山が、その後は3年毎に福島・会津・いわき・郡山・福島・会津・2017年から郡山と持ち回りで運営されています。しかしながら、2011年には東日本大震災のため総会は開かれませんでした。加えて、相双地区は同窓生が他の地区に比較して少ないことから事務局にはなっておらず、また、いわき地区は東日本大震災の影響が甚大であり、当分の間、事務局にはなれないとの事情が生じております。

支部活動

事務局担当の地区の皆様は、様々な工夫をこらして支部活動を広げてこられました。

【郡山】

創立時の事務局として役員・規約・事業計画といった支部組織の土台を創られました。
加えて、東北6県の桜会支部の皆様の集まりである「みちのく会」の事務局も2010年に担いました。文化活動にも熱心で、「ヨーロッパの美術」をテーマに福島大学磯崎康彦教授の2回の講演。今年からは3年にわたり福島県立安積高等学校出身で日本人初のイェール大学教授「朝河貫一博士」について、山内晴子氏による連続講義を企画されています。

【福島】

1999年に規約改正に取り組み完成度の高い規約を構築。また、「下田歌子歌碑見学と講話」「マレーシアの文化と料理の講習会」を開催されました。

【会津】

「お薬園」「天鏡閣」の見学や同窓生田口惠子氏による「松尾芭蕉と『奥の細道』」の講演会を2度にわたり催されました。

【いわき】

総会時にミニコンサートを開催し多くの会員が参加されました。

総会

画像イメージ総会風景

 会場の「花の祥」にて、支部長の本多節子さんをはじめとして会員の皆様15名により開かれました。前述の5地区の抱える問題が取り上げられ、中でも、いわき地区の馬目敏子さんより、「地区の会員の皆様がご高齢になられ、加えて震災後の避難や移転といった状況が重なり、今後の地区としての支部活動に深刻な不安を感じている」とのお話がありました。新しい会員を増やすことの難しさは、いずれの支部も共通の悩みではりますが、馬目さんのお話は震災の爪痕が如何に多くの難題を引き起こしているかを思い知らされるものでした。それに対して、事務局の方々が問題解決の方法を真摯に考えて行くので来年の総会まで時間を下さいと答えておられ、皆様も賛同されました。

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 総会を通じて、福島県支部の抱える問題点を知ると共に、会員の皆様の熱意と真面目な活動姿勢、さらに粘り強く勤勉なありようにとても感銘をうけました。

講演会

総会に続いて開催された山内晴子氏(朝河貫一研究会理事)による「今、朝河貫一博士の生涯と業績から何を学ぶか」の講演が、会員と共に一般の方を交えて行われました。

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福島が誇る朝河貫一氏(イェール大学歴史学教授)が、日露戦争~第一次世界大戦~第二次世界大戦~戦後といった激動の時代に生き、民主主義の理念のもとアメリカの地において外交提言を続けた生涯を講演されました。

画像イメージ

また、下田歌子先生が朝河博士に書簡を送っているお話も伺え、当時の知識人の交流の一端を垣間見ました。その朝河博士の母校安積高校旧校舎本館(現安積歴史博物館)を皆さんで見学。歴史を偲ばせる木造二階建ての旧校舎本館はバルコニーのある優美な佇まいです。偶然にも郡山の高校4校の合同オーケストラと合唱の練習が行われており、若人の清々しい歌声と楽の音に至福の一時を頂きました。また、博士が英語を習得すべく暗記した英々辞書のページを破いては食べ、ついに、最後に残った表紙を桜の木の根元に埋めたという逸話のある桜の古木を仰ぎ見ることも出来ました。講師の山内先生もご一緒に見学され余話などをお聞かせ下さり、講演のお話が安積高校旧校舎本館と共に身近に思える時間でした。

 総会に参加された福島県支部の特徴は、笑顔がとても優しく穏やかな方々です。お話を伺う中で、真の強さと向学心を持ち続ける若さに触れて、お目にかかれた事を心からありがたく思いました。

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