前長門守時朝入京田舎打聞集

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さきのながとのかみときあさにゅうきょういなかうちぎき

写刊・冊数:写1冊

備考:新写本

ジャンル:和歌

鹽屋時朝(詠)


家集。誂帙入り。新写本一冊。袋綴(五孔・紺色糸)。表紙寸法28.4×20.1糎。縹色無地表紙。左肩に複郭摺枠白地書題簽貼付、外題「前長門守時朝入京田舎打聞集」と墨書。見返し白紙。


本文料紙三椏紙。扉一丁(扉題、同外題)。扉右下隅に、本文料紙を切り取り、別紙で補修した形跡がある。「所入撰集歌 次第不同」と「未入集歌 百五十首」から成る。序跋無し。全文に朱筆による校合書き入れ。


文末に、山岸徳平氏の識語二種。


勅撰歌都鄙打聞入長門前司時朝歌 写本一冊 前長門守時朝入京田舎打聞集同書也  今朱書者悉勅撰并都鄙打聞入長門前司時朝歌也 但此書未完也 昭和三年竜集戊辰大簇二十五 夜三更以朱校合畢 岸廼舎識」(朱書)


先攷存生中起毫(。不終書写未了)先攷(。病)没 而此書独存矣 詩曰釈尊猶不免栴檀之煙云々 惟蓼々(。者)莪匪莪伊嵩是謂我乎 昭和辰集 戊辰夾鐘念六識之 岸廼舎」(墨書)。


旧蔵者印記「谷山蔵書」(単郭朱正方印、谷山茂氏)。


備考〕現存伝本は書陵部蔵二本(甲・乙)のみ。該書はそのうちの甲本(「前長門守時朝入京田舎打聞集」501−282)を底本に、乙本(「勅撰并都鄙打聞入長門前司時朝歌」501−267)で校合したが、未完。

管理番号:7