2012.03.31
今日で3月も最後、明日から4月、いよいよ新学期です。というよりも、すでに昨日からオリエンテーションが始まっていますので、うやむやのうちに新年度になだれ込んでいる感じです。昨日は新4年生が全員集合。卒業研究のガイダンスも行いました。そして今日は新3年生のオリエンテーションがあり、その後、研究室に揃ってやってきました。今年はこういうメンバーなんだなということを改めて確認することができました。新たな一年が始まってしまうという実感のような、焦りのような、こりゃちょっとまずいぞ、という気分が、花粉症のぼんやりとした頭の中を駆け巡っています。- 今日はまるで嵐のような、風の強い一日でした。窓の外ではびゅーびゅーと風がうなり、窓に雨が叩きつけられていました。窓を閉め切って蒸し蒸しとした研究室です。ここ2日ばかり、久しぶりに自転車通勤にしていましたが、今日は一休み。この冬の間はずっと車通勤にしてしまっていたので、めっきり体力が落ちていることを実感。上り坂がなんともきつい。おまけにマスクをして息苦しい。授業に入る前に少しずつリハビリをしておかないと。来週は天気がちょっと崩れる日もあるようですが、それ以外はまあまあ、気温も暖かい日が続くようです。いよいよ桜も咲き始めるという予報です。
- Excelのツールバーがいつの頃からかワークシートに張り付くようになっています。リボンなんてのも張り付いていて、ワークシートをいくつか開いていると、それぞれにいちいちツールバーとリボンがあって、なんだかごちゃごちゃしています。でもどうしてこんな仕様にしたのだろう。見た目のごちゃごちゃ感は仕方ないとして、複数ワークシートを開いて並べていると、ツールバーが途中で省略され、しかも左側のほうに配置した同じツールばかりがいくつも並んでしまいます。使い辛っ。以前はシートとツールバーは独立していたので、いくつシートを開いても、すべてのツールが見えていました。いろいろ検索してみると、ツールバーをシートに固定しない設定ができるらしい。というのでいろいろ試してみると、「標準」のツールバーは固定を解除できないようです。新しくツールバーを作ればフロート状態にできるようなので、「標準」と同じようなツールバーを一つ作って、「標準」のほうは表示しない、とすれば解決しそうです。これで使いやすくなるか！ということで、時間をかけていろいろと設定し直してみました。が、翌日起動してみると、すべての設定が消えてデフォルト状態に舞い戻っていました。えええ。も一度設定をやり直す気力はとりあえず失せ。。。
2012.03.27
いよいよ3月も大詰めになってきました。新年度オリエンテーションは3月30日から開始、29日には学科会議も始まりますので、もう秒読みというところです。とりあえず30日の朝9時から、担当学年のオリエンテーションがいち早く始まりますので、今日はその準備。それにしても、春休みは一体全体どこへ？- 昨日の午後、建築会館大ホールにおいて、「東日本大震災における高齢者施設の被災実態に関する調査研究」の報告会がありました。昨年の秋に、いくつか被災した高齢者施設の実態調査に参加しました。かなり分厚い報告書がまとまりましたので、最終まとめとしての報告会＆委員会＆打ち上げ会を行いました。報告書はこれから全国に配布され、JIHaのホームページで公開される予定です。
- Mac App StoreからSwift Publisherという簡単なDTPソフトをダウンロード。AppleのPagesに似た感じのソフトです。Pagesもしばらくバージョンアップされず、新たなテンプレートもなかなか増えないので、ちょっと使ってみようかな、という感じで。使い勝手としては、Pagesのほうが慣れているので、まだ今ひとつ。行間や段落間の調整や、フォントサイズの調整など、スライダとうまく連携していないところなどあり、スムーズに使うのにちょっとコツが必要かもしれません。縦書きもできて、Art Textとの連携など、いろいろと面白そうな機能があり、使い込むと奥が深そうな気はします。問題は、使い込むような余裕があるかどうか、というところですが。
2012.03.22
気がつくとあっという間に卒業式も終わってしまいました。何だか嵐のように過ぎ去った気がします。卒業式と卒業パーティを立て続けに行ったので、しんみりとする間もなく、ろくに一人ひとりと話をする間もなく、「じゃ、また」という感じで終わりました。もともと嵐のような学年だったので、まさしく嵐が過ぎ去ったような静けさに包まれています。でも虚脱感に浸る間もなく、溜まっている仕事をどんどんこなさないといけない状態に追い込まれています。- ここのところすっかり花粉もピークとなり、連日症状が発症してくらくらしています。昨日はあまりに酷かったので鼻炎カプセルを飲んだら、今日は一日雲の上を歩いているような、ふわふわした状態で過ごしていました。19日に長野に日帰り出張したのと、20日の卒業式のときと、すっかりマスクをしないで過ごして蓄積された花粉が、今ごろになって押し寄せているような気がします。噂によると、今年の花粉は昨年よりずっと量は少ないけど、短期に集中して投下されているらしいです。あと、ここ一週間がピークではないか、とのこと。
- 日帰りで佐久に行ってきました。新幹線です。佐久平という駅で小海線に乗り換え、中込へ。ずいぶん前に一度、高齢者居住小委員会の視察行で訪れた法人を再度の訪問です。町の中に宅老所やらデイサービスやら高齢者住宅やら老健施設やら、多岐にわたって展開しているところで、既存の建物を次々と改修して福祉サービス拠点にしています。住宅、マンション、店舗、銀行、ビジネスホテル、オフィスビルなど、いろんな建物が転用されています。地域ぐるみで生活を支える、そのための拠点づくりであり、サービス網づくりです。ちょっと見せてもらおうと軽い気持ちで訪れたのですが、いくつも見学させてもらい、久々に勉強した気分です。
2012.03.16
スリープ以上に突入していた自宅PowerBookですが、いろいろ試行錯誤の結果、いちおう復活した模様。command＋Sを押しながら再起動して、Unixシングルモードで起動。fsckコマンドでファイルの修復を試みました。「fsck -fy」と入力してリターン。「The volume appears to be OK」と出たので（修復した場合には「FILE SYSTEM WAS MODIFIED」と出るらしいですが出なかった。。。）、「reboot」と入力してリターン（再起動）。修復したのかどうかよく分かりませんでしたが、再起動後1回だけ怪しい挙動を見せましたが、なぜかそれからは問題なく動くようになりました。これでまだ当面は使い続けられそうです。（でも充電池は完全にダメなようで、メニューバーには×印が出てます。。。）- 明日は大学で「一年後の卒業式」。朝日新聞でも取り上げられていたみたいです。まだずいぶん先の話かと思っていましたが、あれ、もう明日？3月もあっという間に前半が終了、後半に突入することになりました。卒業式やオープンキャンパスの合間を縫って、原稿書き、オリエンテーションの準備、授業の準備、学会の準備、その他その他で、のんびりする時間はないままに、30日からはオリエンテーションが始まってしまいます。きゅー。
- 10日と12日に、卒論でお世話になった2箇所の保育園に報告＆挨拶に行ってきました。一つは去年に引き続き調査対象にしていただいた横浜の保育園。もう一つは、今年はじめて対象としたあきる野市の保育園。東京都の認証保育所で、通常の認可保育園よりも園児数が少なく、建物もコンパクトで、室内は住宅っぽい。認可の面積基準に満たないということになっていますが、狭いところにぎゅうぎゅう押し込めている感じはまったくなく、むしろ適度な狭さが住宅らしい落ち着きを感じさせています。住宅を改修しているわけではなく、最初から家庭らしさをいかに取り込むかを考えてデザインした園舎。こちらには続き間の和室があり、こちらにはいろり端のようなコーナーにちゃぶ台が置かれ、こちらには薪ストーブに火がくべられ、こちらの土間空間が制作コーナーとなっていて、それぞれ居心地が良さそうで、いろんなことができそうです。だからといって、いかにも子供向けに楽しそうな空間が作り込まれているわけではありません。やはり環境は面積で語るのではなく、その質を議論しないとまったく意味がない、と思わせてくれる事例でした。
2012.03.12
自宅で使用しているPowerbookが、何やら突然怪しげな挙動。閉じていたフタを開けてスリープから復帰したところ、3秒くらいで画面が暗くなり、どうやら勝手にスリープモードになってしまう。何かキーを押して起こしても、またすぐスリープ。再起動もシステム終了も行う余裕がない。強制終了して再度起動してみると、いちおう普通に使えるみたい。どうやら一度スリープすると、起きたくなくなる症候群に陥るようです。調べてみると、こうした事態はけっこう起きているみたいで、「トラックバッドの温度センサーの異常」が多いらしいですが、ちょっと違う模様。PRAMリセット、PMUリセットをかけてみるけど改善されず。あとはディスクの修復を試みるくらいでしょうか。2005年くらいのマシンなので、使用期間は6〜7年といったところ。充電池はすっかりダメになったぽいし、そろそろ限界なのでしょうか。- 原発の民間事故調報告の報道で、あたかも菅さんの資質を問いただすコメントとして取り上げられた「首相がそんな細かいことを聞くのは、国としてどうなのかとゾッとした」発言。この発言をした人（下村審議官）によると、いちいち細かい指示を出している菅首相にゾッとしたわけではなく、首相が細部まで口をださないと何も動かない状況に対して、ゾッとした、ということらしいです。報告書でどう書かれているかはわかりませんが、発言の主旨とはまったく異なる報道をしているわけで、マスコミの取り上げ方はおかしくないだろうか？
2012.03.09
一昨日、福島県のグループホームに一年越しの調査報告に行ってきました。片道4時間近くかかりますので、丸一日がかりです。幸い、グループホームにはほとんど地震の被害は無かったようです。近くでも場所によっては大きく被災した建物もあたようで、立地が良かったのか建物がしっかりしていたのか、ほぼ無傷、とのこと。調査に訪れたときの施設長は交替されていたので、報告に行っても、「この人たち、誰？」のような扱いを受けたらどうしよう、とか思ったりしましたが、暖かく受け入れていただいて良かったです。この年はもう一施設、愛媛県の特別養護老人ホームにも調査に行きましたが、さすがに直接報告に行くのはちょっと難しいです。何かの機会があればぜひまた伺いたいと思いますが。- 昨日はゼミの追いコン＠新宿。全員は集まれませんでしたが、3年生7人、4年生8人が集まりました。個室でこじんまりとした感じで、落ち着いていて良かったです。去年はどうだったかなと思い起こしてみると、卒業式も謝恩会も追い出しコンパもすべて中止だったのでした。あれから一年、早いなあ。今月の17日には「一年後の卒業式」が行われます。思いのほか集まりがいいようです。去年の卒論生も10人くらいは来るのかな。そして20日が卒業式。4年生と会うのも、あとは卒業式を残すのみ。いよいよ今年度も終わりに近づいている感じがします。
- 今年は花粉症になるのも面倒なので、もう卒業することにした、と勝手に思っていましたが、昨日くらいからついに発症。毎年発症したての時期は、熱っぽくもありだるくもあり、風邪を引いたような症状から始まるのを思い出しました。今日はもう心底ぐったりしています。今さらアレルギー対策の薬を飲んでも手遅れか。。。今年は去年よりも花粉が少ない、という情報を鵜呑みにして、すっかり油断しまくっていました。
2012.03.02
一昨日の雪も、昨日の暖かさと今日の雨で、ずいぶん解けたようです。3月に入り卒論も一段落して、静かな研究室に籠もって原稿書きに追われる今日この頃です。今日は研究室がWAX掛けということで、閉室にしようと思っていましたが、そうもいかずにとりあえずやって来ました。WAX掛けが始まったらどこかへ移動しようと思ってスタンバイしていましたが、なかなか順番が回ってきません。そのうちに夕方になってしまいました。今日はもう来ないのかな？WAX掛けの日なのに研究室に在室していたのがいけなかったのかな？- 2〜3日前、民間事故調なる団体による福島原発の事故報告書が出されたことが、マスコミでずいぶんと喧伝されていました。新聞でもテレビでも、菅総理の功罪に焦点をあてて取り上げられていたように思います。功の部分は、東電に事故収集の強い覚悟を迫ったこと、罪の部分は、怒鳴ってばかりで関係者を萎縮させた、ということらしい。怒鳴って萎縮させなければ、もっとスムーズに原発処理は進んだということ？報道を見る限り、菅さんはかなり頑張っていたという個人的印象。「津波で全電源喪失」という情報を承けて、まずは電源車を自ら確保して現地に向かわせているなど、対応は迅速で的確な気がします。（結果的には電源のコネクタが合わずに使えなかったらしいですが。）「首相がそんな細かいことを聞くのは、国としてどうなのかとゾッとした」なんて証言もありますが、この非常時に他の誰が細かいことに気がついて動いたのか。こんな証言をしている人は、何もできずに傍観していただけなのでは？東電からは現地の様子がちっとも伝わってこず、批判を覚悟の上で自ら飛行機で現地に入るというのも、なかなかできることではないでしょう。同行した安全委員会の委員長が「爆発しません」と言ったとたんに水素爆発を起こす。保安院は早々と避難、東電も全面撤退に向けて動いている。こうしたことによって、政府と現場との不信の連鎖が起きたと言っていますが、非常時に役立たずの面々に不信の念を抱くのは、「連鎖」という表現は違っているのでは。結果的に菅さんが怒鳴り込んだために東電は撤退を撤回することになりましたが、そうしていなければはるかに壊滅的な状況となっていたはずです。菅さんの叱咤によって萎縮したり混乱したことで事態が動かなくなったわけではなく、むしろ現場を叱咤して何とか動かし、東京まで巻き込むような壊滅的な事態を避けることができた、というように読み取れます。もし官邸にどっしりと構えて、来ない情報をひたすら待ち続けるような首相だったり、東電の言い分を物わかりよく受け入れてしまうような首相だったりしたら、それこそ「最悪のシナリオ」に突入していたのかもしれません。
- 実は菅さんが致命的に批判されなければいけない部分は、もっと他のところにあると思っています。正確な情報を出さずに結果として広域の被爆を引き起こしたこと、原発による未曾有の被害を一貫して過小評価してきたことであり、それは、現在でも何も収束もしていないにもかかわらず、野田総理による噴飯ものの「冷温停止状態」なる言葉を使った収束宣言につながっていることでもあります。民間事故調はどうしてその問題に触れないのか。政府を批判しているようでありながら、まるで事故そのものの騒ぎがもう終わってしまったかのような扱いをしている点で、実は現政府との親和性は強いのではないでしょうか。