2021.08.31
8月31日。今日で8月も終わりですね。夏休み最後の日で、終わっていない宿題に追われるイメージがありますが、近隣の学校はどうも先週くらいから始まっているみたいです。感染状況に関わらず、学校はふつうに始まるようですね。地域によっては始業を少し遅らせているところもあるようですが。大学の方は、9月20日から後期なので、まだしばらくは様子見という感じです。なんとなく、授業開始のころはピークアウトしてちょっと落ち着いたように見えてふつうに対面授業で始まりつつ、しばらくしたらまた感染拡大してオンラインに移行か？みたいなことが繰り返されるのではないかと思います。柔軟に対応するしかないですが。- 例年だと今の時期は、建築学会があってその準備をして、その前後にゼミ合宿があって、と結構慌ただしい時期ですが、今年は建築学会は出せず、ゼミ合宿もなく、9月は少しゆとりをもって過ごせるかもしれません。新学期の準備やら学科の将来構想やら教員採用人事やら、やるべきことはたくさんあるので、のんびりできるわけではありませんが。気がつくとあっという間に新学期に突入してしまいそうです。むむむ。
2021.08.12
本日から大学は一斉休業期間に突入したようです。朝方だけ冷房がついていましたが、早々に切れてしまい、暑い中研究室にこもっていろいろとやっています。さすがにこの期間は、学生も先生もほとんど来ません。ただ、8月9日と15日にOpenCampusがあるので、準備その他、なんだかんだと大学に来ることもありそうです。ここのところけっこう感染状況がきな臭い感じになってきていますが、そんな中でもOCはいちおう対面形式で行うことになったようです。とにかく外出は控えるように！ではなく、不要不急かどうかは本人が判断する事柄だということですし（大臣談）。
- 最近、とみに話題のSDGsについて、本を読んで調べています。持続可能な開発目標というんでしょうか。基本的に途上国の開発目標のイメージがありましたが、これは一つ前のMDGsというやつ。SGDsはそこからの発展系らしい。そしてとにかくいろんなジャンルの目標が羅列されていて、そのうち当てはまる取り組みがないかどうか、あればSDGs推進しているとして大きな顔ができる、というラベル貼りのイメージで捉えていましたが、これはずいぶんと違っていました。SDGsのもっとも大きなスローガンは「誰も取り残さない」ということで、そのための社会変容（トランスフォーム）が目的となるとのこと。その上で、個々の目標はバラバラに羅列されたものではなく、すべて連携して考えるべきもので、個々の問題を切り分けて取り上げるのは、その本質を基本的に理解していないことになります。一人ひとりの個別性や権利を理解し、それがどのように環境、社会、経済と関わっているか、を理解するところが基盤となるようです。すなわちSDGsを学ぶ上で必要となるのは、人権の理解、民主主義の価値の理解、そして批判的思考、メディアリテラシー、そして社会参加に向かう姿勢、ということになるでしょうか。
- あらためて内容を捉え直してみると、共通科目で受け持っている「実践教養講座d」の内容は、かなりの部分を網羅しているのかも、と思いました。時事問題を扱う、としていますが、まずは憲法に盛り込まれる基本的人権や民主主義の理解から始まり、男女格差問題、子供の貧困問題、人種差別問題、自由貿易や民営化の問題、エネルギーと原発問題、消費税などの経済問題、メディア問題、労働問題、教育問題、そしてオリンピック問題など幅広く扱ってきました。どの問題にも共通して見られる大きな傾向は、現代日本社会における「今だけ、金だけ、自分だけ」というSDGsの真逆のベクトルの強さに他なりません。つまり、現代社会の問題を批判的に読み解くことが、SDGsの本質に近づくための重要な視点を獲得することになるのではないでしょうか。そして既存の価値観や社会の一般常識を鵜呑みにすることなく、よりよい社会のあり方に向けて、自分が社会を創り出す、創り替えていく、という意識につなげていくような教育を目指すことになります。
2021.08.06
おっと気づくと8月に突入です。ここのところ暑く、猛暑日気味、しかも不安定な天気の日々が続いています。そんな真夏のさなか、卒業研究の企画発表会を昨日・今日と2日かけて行いました。今年は建築系3研究室合同で行ったので、どう頑張っても1日では収まりきらず、5日午前中から午後いっぱいかけて制作組を、そして6日（今日）は午後いっぱいかけて論文組を、合わせて33題の発表を行いました。感染状況を鑑み、対面＋zoomのハイブリッド形式として、どちらからでも参加できるようにしていましたが、やはり音問題が難しいです。ハウリングしないような良い方法、なかなか見つからないですね。- 8月9日（月）、15日（日）と立て続けにオープンキャンパスがあります。今のところ、計画通りの対面での開催としています。感染対策をがっちりとしながら、やはり対面で実施したいということで、OC賑やかし計画を着々と進めています。こんなご時世を押してきてくれた人には、やはり良い印象をもって帰ってもらえるとよいなと思います。でもちょっと疲労が溜まっている感じも。。。
- 案の定というか、感染爆発を引き起こした元凶であるオリンピックは、何事もないかのように続いています。予想された通り、過去最大の感染者数が記録されても、テレビはオリンピック一色で、まったく危機感ありません。東京はとうとう一日5000人を超え、神奈川でもどうやら2000人を超えたみたいですが、首相はまったく意に介さず。それにしても数々のオリンピックニュース、なんだこりゃというくらい、日本人の場面しか放送しません。今までさすがにこんなに酷くなかったんじゃないかと思いますが、これまで陸上でも水泳でも、外国のスター選手についてはかなり注目していたはず。日本人の活躍だけを取り上げて、すごいすごいと大騒ぎしているのは、何という島国根性というのか、反グローバルというのか、反オリンピック憲章というのか。