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老人保健福祉施設建設マニュアル
生活視点の高齢者施設 〜新世代の空間デザイン〜

老人保健福祉施設建設マニュアル

出版社:中央法規

出版年:2005年9月

著者:社団法人シルバーサービス振興会編
大原一興・石井敏・伊藤雅春・井上博文・井上由起子・櫻井典子・橘弘志・中熊靖・西野達也・三浦研・山口健太郎・山本和恵・横山俊祐 

高齢者施設はいま変革の時期にあるといえる。介護の有無にかかわらず、高齢者が個々の人生を送るための居住施設としては、尊厳をもち安心して地域で生活できる場、住まいとしての施設が必要とされるようになった。地域で利用される施設も、地域特性と利用者ニーズに対応した固有の施設空間が求められている。このような時代にあって、本書は、これからの時代を共に生きる人たちの少しでも多くに、新しい世代の施設空間を創造してもらうため、高齢者施設の空間づくりを考える契機となるように編集された。(中略)
『理念編』の編集にあたっては、全くの書き下ろしとし、設置者を主体とするのではなく、あくまで利用者主体の視点すなわち「生活視点」で施設空間を構築する術を提示することとした。また、建設時点を主目的とするのではなく、とくに施設全体の成長変化という時間軸を視野に入れた点も新しい。これによって、将来長く使い続けられる施設空間を考案してほしいとの思いからである。(後略)
(「編集にあたって」より抜粋)

目次

  1. 高齢者施設の流れとあり方
    (1)高齢者施設の歴史的変遷 (2)高齢者施設の種別とその概要 (3)求められる施設像 (4)施設種別を超えた計画視点
  2. 計画から運営に至るプロセス
    (1)施設の成長管理と参加 (2)計画へのユーザー参加 (3)施設機能の社会的ニーズへの対応 (4)くらしを支えるファシリティーマネージメント
  3. くらしと環境
    (1)人間と環境 (2)加齢に伴う変化−身体編− (3)加齢に伴う変化−心理・社会的関係編− (4)くらしの素描 (5)個人空間の確保 (6)共用空間の考え方 (7)住まいに近づける
  4. 生活から考える施設の計画
    (1)高齢期と住まい (2)高齢期の生活を組み立てるキーワード (3)施設計画の概要

2003-2005, Space Design Laboratory, JISSEN Univ.