美学美術史学科
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写真:吉田志穂 特に室町時代から江戸時代の絵画史を研究しています。古い時代の日本絵画は、今では博物館などで鑑賞するものになっていますが、元々は、それぞれ誰かがどこかで使うために作られたものです。昔の人が見ていたのと同じ実物が目の前にあることの大切さを共有しつつ、鑑賞、研究を楽しみましょう。 授業で教えているのは仏教美術史です。もっとわかりやすくいうと仏像のことを教えています。自分で研究しているのは、平安後期から鎌倉時代の仏像のことです。いろんな仏像がいますので、そのすがたかたちのちがいをおもしろがってください。仏女、歴女はもちろん、仏像を見に各地をまわりますので旅好き女子にもよろしいかと思います。 美学芸術学の立場から、様々な感性に関わる問題の研究を行っています。具体的には、現代美術における「食」の研究、大震災のモニュメントに関する研究、スペイン内戦時の報道写真に関する研究などです。また、17世紀フランスの趣味論、オペラ論、ル・コルビュジエを中心とするモダニズムの研究やアートマネジメントに関する研究も行っています。 日本の近代から現代までの美術史を担当しています。特に美人画や女性画家の活動、美術館、展覧会の役割などを研究しています。日本の近現代美術は、日本の美術を基礎に西洋に学び、東アジアとも深い関わりを持つので、学生さんには時代や地域にこだわらずできるだけ多くの展覧会を見て歩いてほしいと思います。 西洋美術史では、古代ギリシアの彫刻やルネサンスの肖像画あるいは教会の窓を彩る中世のステンドグラスなど、多彩な美術作品を鑑賞しながら、それぞれの作品に込められた作者の創意工夫や作品を受け止めた当時の人々の思いを読み解いていきます。授業を通して、普段なにげなく接しているさまざまな美術作品に、じっくりと向き合ってみませんか。 17世紀イタリアを中心とする西洋美術史の研究をしています。美学美術史学科では2年次の「基礎演習」のほか、博物館学課程を担当します。美術作品と向き合い、その成立背景を学ぶことで、物事をいろいろな角度から見たり、深く考えたりすることができるようになります。そうした経験は、みなさんの人生をきっと豊かなものにしてくれるはずです。2025-2026, Department of Aesthetics and Art History, Faculty of Humanities, Jissen Women's University 「民俗芸能」という用語を、広く民衆が支持する舞踊・音楽・演劇と解釈したうえで近現代の芸能について研究しています。民俗芸能は神楽や獅子舞が研究の中心ですが、実は宝塚歌劇などのレビューに取り入れられていた歴 史があります。「芸能」という用語の多様性を知ると、身近な「芸能」の新たな側面が見えてきます。 主に空間デザイン、造形、グラフィックデザイン、創造力開発系アートプログラムの開発などについて研究・実践しています。最近は学科での学びである美術を社会とつなげる社会連 携プロジェクトを学生とともに多数デザインし、様々な企業や地域などと協働しています。 主に欧米と東アジアの現代アートを中心にした文化研究を専門としています。特に歴史的な文脈や社会的な変化と芸術の交わりについて調べています。研究・調査だけではなく、自ら作品を制作したり、キュレーションに関わったりもしています。文化を通して自身や世界がクリアに見えてくることに文化研究の醍醐味があります。 主に観察や体験から発想する絵画表現を担当します。デッサンを基本から学び、様々な材料や技法を使って自分の思いを表現する実習です。日頃は、植物写生の造形と、周辺の声や空気から得た色彩の記憶を合わせて風景画を制作しています。日本画を専門として、絵画材料の特性と表現の関係を研究しています。 西洋近代美術史を研究しています。特に19世紀のフランス美術が専門です。この時代は、ドラクロワ、モネ、ゴッホなど、誰でも一度は聞いたことのある芸術家たちの活躍した時代です。作品がどのように、そして何のために作られたのか。なぜ現在では歴史的に重要な作品と考えられているのか。こうした問いに一緒に向き合ってみませんか。児島 薫 教授駒田 亜紀子 教授山本 樹 助教串田 紀代美 教授下山 肇 教授山本 浩貴 准教授織田 涼子 准教授齋藤 達也 専任講師馬渕 美帆 教授武笠 朗 教授椎原 伸博 教授4西洋美術史西洋美術史日本美術史日本近代美術史仏教美術史美学民俗芸能デザイン(実技)現代美術史絵画(実技)西洋近代美術史教員紹介

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