西洋近代美術史ゼミ (六人部 昭典 教授)

学生によるゼミ紹介
西洋近代美術史ゼミでは、主に19~20世紀の西洋の芸術家や、作品について学んでいます。ゼミの中心となる19世紀~20世紀は、社会の近代化と共に表現方法が増えていった時代です。そのため、絵画だけでなくデザイン様式やポスター等のメディア芸術、工芸など、ゼミ生によってさまざまな卒論のテーマを選択しています。その中で、私はルネ・ラリックというガラス工芸家の香水瓶をテーマに卒業論文を書きました。
また、ゼミでは複数回、美術館の見学授業が行われます。ゼミ生の卒業論文のテーマに関わる内容の展覧会に行くことが多く、今年度は、私のテーマに関係の深いアール・デコにまつわる展覧会などに行きました。見学後にはゼミ生同士での意見交換を行うため、新たな見解が生まれ、卒論制作の刺激になりました。
教員によるゼミ紹介
六人部ゼミ(西洋近代美術史)では、見学授業を重視しています。複数の学生が同じ作品を見ても、感じるもの、考えることは異なります。それぞれの主観を大切にしながら、それを言葉にしてゆくこと(客観化)が重要です。このプロセスの中で、ある絵に惹かれる理由や、作品の特徴が明らかになってゆきます(写真は庭園美術館での見学授業です)。