教員別卒業論文テーマ(2020年度)
2020年度 文学部 国文学科 卒業論文 題目
田中靖彦ゼミ(漢文学・中国文学)
『聊斎志異』とその時代背景について
科挙の政治的・文化的意義
諸葛孔明像の変遷についての研究
高麗の貢女から元の皇后となった奇皇后について
聊斎志異の独特な世界観の魅力について
近年における曹操の人物像の変遷に関する考察
『史記』とそれを扱う現代カルチャーの比較研究 —『キングダム』の検討を中心に—
長恨歌における霊魂観
日中妖怪の共通点について
現代日本における三国志イメージとゲームの関連性についての研究
池田三枝子ゼミ(上代文学)
大國魂神社研究
古事記を中心としたスサノヲの造形
穂積皇子研究
黄泉国神話における呪術性研究
大伴家持と大伴坂上大嬢の相聞歌
目弱王反乱伝承研究
上代の婚姻形態と恋愛思想
二番目の女流歌人—笠女郎—
古事記・日本書紀における「クサナギノツルギ」
『万葉集』におけるジャポニカの花
国生み神話研究 —ヒルコを知る—
イザナミ神話論 『古事記』と『日本書紀』の比較を通じて
古代の女性が伝えるイザナミの姿
万葉歌人の遺言 有間皇子の自傷歌から挽歌を考える
万葉集挽歌研究 古代葬儀における霊魂信仰と女性の役割について
スサノヲの原像 変貌の諸相と信仰
狭野弟上娘子研究
ツクヨミ研究
アマテラスの誕生とスサノヲの役割
舟見一哉ゼミ(中古文学)
『源氏物語』における常陸 —紫式部との関係—
桐壺更衣の桐壺帝への想いは真の愛であったのか
空蝉 —「なよ竹」を折ったのは誰か—
恋の女歌における月 —月がもたらすものとは—
水面反射歌 —定義と伊勢の特異性—
紫の上の死が「秋」に設定された理由の一考察
歌合とラップバトル 共通点からみる、日本人の一種の特徴とは
御裳濯河歌合廿八番から考察する俊成判詞の「姿」と「よき持」 俊成の恋歌への美意識
『古今和歌集』恋部の配列 —定家本と元永本の比較—
『源氏物語』 柏木の鷹狩と権力の関係性について
『竹取物語』竹取翁と不死の薬 —「薬も食はず」の「薬」とは—
佐藤悟ゼミ(近世文学)
『東海道四谷怪談』の研究
ファッション観の変遷 —現代の服飾と江戸時代の小袖の比較から—
河野龍也ゼミ(近代・現代文学)
与謝野晶子『みだれ髪』の花 —和歌と短歌の交差点—
語る妻たち —太宰治の家庭小説—
解放をもとめて —田村俊子「生血」の幻想表現—
もうひとりのわたし —森茉莉とモイラ—
上橋菜穂子「精霊の守り人」の世界 —「親子」とは何か—
子どもでいたい大人たちへ —太宰治『お伽草紙』論—
神話と死生観 —宮沢賢治の児童文学—
「孤独」はどこから来るのか —中原中也表現論—
欲望を映すカンヴァス —宇宙時代の星新一—
〝未聞の生〟への執着 —三島由紀夫「金閣寺」論—
装われるしたたかさ —太宰治「女生徒」を中心に—
連鎖する翻案小説 —江戸川乱歩「幽霊塔」論—
鏡に映った与謝野晶子 —伝記が描く多面性—
芥川龍之介の中国観 —幻想と現実のはざまで—
芥川龍之介「蜘蛛の糸」論 —原典との比較研究—
棚田輝嘉ゼミ(近代・現代文学)
直木賞作家 島本理生 〜家族・恋人・孤独をめぐって〜
地下アイドル論 —現代における偶像崇拝—
鬼滅の刃のキャラクターたち —理解不能・自己否定—
思い込みの世界を覆す —住野よる論—
何が怖いか —澤村伊智作品におけるホラー演出の手法—
伊東静雄論 —故郷への葛藤と他者意識—
ベルばらのジェンダー —漫画と宝塚歌劇団をめぐって—
モーニング娘。と「普通の女子」像 —つんく♂が描く女心と日本人の恋愛観の変化—
揺らぐ ——恩田陸作品における思春期の姿——
『ヒロイン失格』の可能性 ——アクチュアリティとリアリティを巡って——
ONE PIECEにおける人間群像 ─仲間≠友達─
愛することと生きること ——坂元裕二作品における登場人物像——
歌われ続ける曲とは ——カラオケ年間ランキングからみる特徴——
宮沢賢治論 ——植物に見られる傾向——
〈夢〉と〈うつつ〉 —泉鏡花文学における花の表象—
禁忌の先にあるもの ——文学に表象されるカニバリズム——
谷川俊太郎論 —色彩表現を中心に—
ブルナ・ルカーシュゼミ(近代・現代文学)
伊藤左千夫「野菊の墓」 明治の〈初恋もの〉から見える恋愛観・結婚観
再現される魅力 —中島敦「山月記」の英訳の比較研究—
宗教と日常 今村夏子『星の子』における家庭環境について
「きつね」が見た人間、人間が見た「きつね」 —新美南吉の童話における「きつね」の表象—
谷崎潤一郎の初期作品における女性像について 変化していく女性たち
再構築される文学世界 ~近代日本における『不思議の国のアリス』の翻訳比較~
芥川龍之介の児童文学 —原典との比較を中心に—
「高瀬舟」における喜助兄弟の結末 剃刀で断ったものとは何か
大江健三郎「下降生活者」論 主人公「僕」の二重生活
小川未明の児童文学における〈死〉 初期童話の比較研究
愛する男と愛される青年 森茉莉「恋人たちの森」における同性愛
福嶋健伸ゼミ(国語学)
共通語との違いが明確ではないために北海道方言「サル・ラサル」は衰退する —「このペンはガラスに書かさる」と「このペンはガラスに書ける」は概ね同じ意味—
宮城県方言における形容詞表現について —「ひゃっこい水」と「ひゃっこい仕打ち」に違いはあるのか—
福島県方言における地域差について —会津・中通・浜通の異同—
栃木県方言の「しなければならない」という解釈になる「ヨウダ」の記述的研究
コンテンツ別に見る日本の地域方言のブランド化 —「朝ドラ」の東北、「ラジオ」の標準語、「漫才」の近畿—
湯浅茂雄ゼミ(国語学)
少女漫画における役割語の研究
那須烏山方言の世代差・男女差の研究
若者ことばにおける曖昧表現について
国語辞典における動植物の意味記述の研究
20代向けファッション誌に見られる比喩表現の研究
食感を表す言葉についての研究
コミック誌におけるオノマトペの研究
接客用語における敬語表現
新潟市方言における世代差の研究
横浜市方言における世代差
若者言葉「やばい」における意味変化の研究
韓国アイドルグループファンのことば
福島県郡山地方における方言文末詞の研究
長野県上田市周辺の若者の言語生活
現代少女漫画雑誌における語彙と表現
漫才における「フリ・ボケ・ツッコミ」の国語学的研究
『和英語林集成』におけるオノマトペ
山内博之ゼミ(日本語教育学)
「今」と「現在」の使い分けに関する研究
日本語から見た「너무/많이/아주」の使い分けに関する研究
「AKB48」と「モーニング娘。」の歌詞の比較
「のかよ」の意味・用法 —「かよ」との比較を中心に—
「前」と「さっき」の使い分けに関する研究
絵文字は言語になりうるか
「また」の意味・用法について —二度目を表さない「また」—
「競う」「争う」「競争する」の使い分けに関する研究
「チェックする」の意味・用法について —「確認する」「点検する」との比較を中心に—
「許す」「認める」「許可する」の使い分けに関する研究