実践『ペルソナ』通信(No.041 および No.B-041)
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実践「ペルソナ」通信(No.41)
「実践女子大生における香水の所有・使用・意識」に関する調査結果
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実践女子大学人間社会学部 実践「ペルソナ」研究会は、実践女子大学生を対象に、「香水の所有・使用・意識」について写真観察およびその結果をもとにウェブ調査を実施しました。ウェブ調査の有効回答数は 169 サンプルでした。
※実践「ペルソナ」研究会は、実践女子大学人間社会学部における「統計科学(担当:竹内光悦)」、「経営学(担当:篠崎香織)」、「マーケティング(担当:斎藤明)」の3つの分野のゼミ生を中心に組織され、実践女子大生が「自分たち自身」の消費活動、ライフスタイル等を科学する研究会です。
【総括】
今回の調査において、香水を使用している実践女子大生は7 割を超えていた。主に特定の相手と会う場面において、「自分を飾るもの」としてアクセサリーや化粧品のように重要視されている。大多数の人が好みの「香り」を購買の決定条件としており、香水を使用しないと回答した人もその「香り」を嫌っている。つまり、「香水はきつい匂いである」という彼女たちの定義を変え、好みの「香り」に出会うことができれば顧客増加の見込みもある。
他方、「香り」だけではなく、容器等の「デザイン」も重視することで、更なる顧客増加が考えられる。これは、今日において女子大生の生活に欠かせないSNS の存在や、収納時におけるインテリアとの合致も惹かれる要因の一つではなかろうか。また、「価格」を重視する声は少なかった。
「香り」と容器の「デザイン」に関する女子大生のニーズにこだわることで、女子大生をターゲットとした香水の潜在市場はさらに拡大するであろう。
調査の詳細については調査報告書をご参照ください。
■■■ 実践女子大学人間社会学部「じんしゃ」■■■