研究所は実践女子大学図書館の黒川文庫、山岸文庫、常磐松文庫、近世資料等の諸蔵書について調査を行なうと共に、研究所が決定した年度毎の研究テーマによって研究が行なわれています。それら調査・研究の成果を集めた『年報』を年に一度、さらに必要に応じて『別冊年報』、その他の臨時刊行物を刊行しています。
実践女子大学図書館所蔵の貴重古典籍を中心にそのデジタル撮影を行なっています。また研究に際しては、学外の資料についても、紙焼やDVDの形で収集しています。このほか『源氏物語』をはじめとして、研究に必要な古典籍資料の収集を行なっています。
研究成果を反映させた展覧会・講演会を開催し、研究成果の社会還元を図っています。
研究員が中心となって、研究会や講習会を開催しており、その成果の一部も刊行されています。近年では国内外の研究者を集め、「絵入本」という視点からのワークショップを行なっています。
研究所は平成5年に田辺家より樋口一葉関係の諸資料の研究寄託を受け、『伊東夏子関係田辺家資料』(平成9年3月)を刊行しました。その後、同資料は田辺家より実践女子大学図書館に寄贈されました。