2025年度に開催中、開催後の図書館展示の様子を紹介していきます。
なお開催中の展示については、学生、生徒、教職員だけでなく、本学園の卒業生の皆様にも見ていただけます。
また、一般の方も観覧可能です。図書館の開館日程を確認の上、お越しください。
キャンパス入校時は、警備室で手続きをお願いします。
日野キャンパスの展示の様子です。
・2025年4月1日~5月31日 写真で見る学祖下田歌子の生涯と実践女子学園の歩み
・2025年6月1日~8月5日 蔦屋重三郎-梓に夢を見た男
・2025年8月7日~10月8日 未来を拓いた女性 学祖下田歌子 <== 現在、開催中です!
ー下田歌子記念女性総合研究所コラボ展示ー
期間:2025年8月7日~10月8日
場所:日野図書館1階エントランス ガラス展示ケース
内容:下田歌子は、新しい時代を生きる女性たちの自覚を促し、社会的地位向上を図るべく帝国婦人協会を設立しました。帝国婦人協会はさまざまな社会活動・文化活動を展開しましたが、その「教育門」(教育部門)の活動に「実践女学校」「女子工芸学校」の開校がありました。
学祖・下田歌子の残した功績は「女子教育」が重要な柱ではありますが、それにとどまるものではありません。本展示では、下田歌子の多彩な活動を「女性教育者」「国文学者」「歌人」「社会事業福祉家」の4つの面から捉え、それぞれ関連する資料を4台の展示ケースに展示しました。
今回は、図書館と下田歌子記念女性総合研究所とのコラボ企画展示です。図書館と研究所が所蔵している貴重な資料を展示し、ご紹介しています。
激動の時代を切り拓き、生き抜いた下田歌子の活躍に想いを馳せながら、ぜひご覧ください。
※今回の展示から展示ケースが1台追加されました。
期間:2025年6月1日~8月5日
場所:日野図書館1階エントランス ガラス展示ケース
内容:吉原に生まれ育った江戸後期の本屋「蔦屋重三郎」の軌跡を、本学の所蔵資料を通してたどります。新吉原の名もない青年版元だった「蔦屋」が、後に日本橋で、時代を一新するエンターテイナーに成長するとは誰が想像し得たでしょうか。彼が展開した黄表紙や洒落本などの新感覚の文芸や発掘した北斎、歌麿、写楽などの才能は時をこえて今も私たちを楽しませてくれます。
次第に出版にのめりこんでいく蔦屋重三郎の溌剌とした姿を、本ならではの味わいを通して、展示資料から楽しんでいただければと思います。
備考:『毎日新聞』2025年8月1日(金)付朝刊の東京版に展示内容が掲載されました。
蔦屋重三郎-梓に夢を見た男①
蔦屋重三郎-梓に夢を見た男②
会期:2025年4月1日~5月31日
会場:日野図書館1階エントランス ガラス展示ケース
内容:昨年125周年を迎えた実践女子学園の歩みを、学祖下田歌子の生涯とともにふりかえる。中等教育から高等教育へ、一歩ずつふみ固めるように女子教育の理念を実現していく下田先生の姿を、豊富な写真パネルと著書により、新入生の方でもビジュアルに楽しめるように構成した。
学祖下田歌子の生涯と実践女子学園の歩み①
学祖下田歌子の生涯と実践女子学園の歩み②
渋谷キャンパスの展示の様子です。
・2025年4月25日~2025年7月29日 昭和30年代の学生生活
・2025年8月3日~ 作家が残した遺書-原民喜の場合 <2024年度寄贈 吉田精一関係資料>
・2025年8月3日、23日、後期未定 石井柏亭「城外の雪」<2025年度寄贈>
・2025年9月 梶井基次郎関係資料(予定)
・2025年10月 2024年度寄贈 与謝野晶子・鉄幹資料(予定) <== 本邦初公開資料あり
・2026年1月 学外からの寄託資料の展示(予定)
期間:2025年8月3日(日)~ 2025年8月29日(金)、後期開始1週間程度(予定)
場所:渋谷キャンパス図書館 2階 展示ケース
内容:国文学者で東京大学教授の吉田精一氏ご遺族からの寄贈資料の中にあった、1951年に自死した作家・原民喜から作家・佐藤春夫に宛てた遺書を展示します。原が残した遺書17通のうち判明している10通の内容も合わせてご覧いただけるようにしました。
期間:2025年8月3日(日)、8月23日(土)、後期開始1週間程度(予定)
場所:渋谷キャンパス図書館 3階 展示ケース前
内容:石井柏亭は、戦前から戦後にかけて活躍した日本の版画家、洋画家、美術評論家です。画伯は1910年から1912年にかけてヨーロッパ外遊を行い、各地で写生を行っていますが、その時に描いた一つが「城外の雪」です。1932年3月に東京府美術館で開催された画伯の生誕五十年記念展覧会以来の公開だと思われます。
寄贈者:伊藤眞理子様(羽山昇・昭子様)
期間:2025年4月25日(金)~ 2025年7月29日(火)
場所:渋谷キャンパス図書館 2階と3階 各展示ケース
内容:卒業生から寄贈いただいた昭和30年代発行の「実践女子大学学生新聞」、当時の学生に配付された「要覧」、「学生便覧」、「履修上の注意事項」等を展示しています。
特に「実践女子大学学生新聞」については、保存対策として脱酸性化処理を実施しました。現在、非常に見やすい状態に仕上がっています。
昭和30年代の学生生活①
昭和30年代の学生生活②