図書館学生スタッフ「ららすた日野」は、パシフィコ横浜で開催された「第27回図書館総合展2025」において、ポスターセッションに出展しました。今年度で3回目の出展となります。
図書館総合展は、図書館分野における国内最大規模のトレードショーであり、図書館関係者が「図書館のこれから」について考え、情報交換を行う場として毎年開催されている全国的なイベントです。
ポスターセッション会場では、制作したポスターや冊子を用いて活動成果を発表し、他団体との交流や情報交換を行いました。また、「第9回全国学生協働サミット」のフォーラムにも聴講参加し、多くの刺激を受けました。
今年度のポスターセッションでは、本学の特殊コレクション資料を用いた「『菓子話船橋』の研究」について発表しました。
実践女子大学図書館が所蔵する特殊コレクションの中には、菓子の製法書として知られる『菓子話船橋』の初版本があります。今回はこの資料を中心に取り上げ、『菓子話船橋』に掲載されている「蒸し羊羹」と「麦落雁」を現代の調理法で再現しました。その過程を通して、江戸時代の和菓子文化への理解を深めることができました。
さらに、高精細デジタル顕微鏡を使用し、資料に用いられている紙の繊維を科学的な視点から観察・比較し、その成果を発表しました。
図書館総合展2025
ららすたのブース
ららすたブース①
ららすたブース②
「第9回全国学生共同サミット」フォーラムに聴講参加しました。「全国学生協働サミット」は、全国の大学図書館において協働して活動する学生・教職員が会し、情報交換し、仲間をつくるイベントです。
他の団体の活動報告の発表があり、多くのアイディアや情報を知ることができました。会場では、「イマキク」で質疑応答、感想、意見など投稿できたため、積極的な意見の交換ができました。
学内でのポスター掲示(図書館入口)
図書館総合展の終了後、日野キャンパス図書館入口にて会場で使用したポスターを掲示しています。
また、11月の日野キャンパス常磐祭では、恒例のクイズラリーでポスターの内容から出題し、来場された方々にご覧いただく予定です。
日野キャンパス図書館入口展示ケースにて、「『菓子話船橋』の研究」展示を行っております。
ららすた日野の活動成果をぜひご覧ください。
「『菓子話船橋』の研究」展示の様子①
「『菓子話船橋』の研究」展示の様子②