実践女子大学 生活環境学科 環境デザイン研究室　卒業研究

ホームページを見ていて、文字が読みにくい、配色の良し悪しが気になることはないだろうか。印象の良いホームページは、「読みやすさ」と「配色の良さ」で決まるのではないかと考え、この２点からホームページの配色調和を考えた。

現在、建築現場や製造の現場において、完成イメージを広げるために、CADなどのソフトを用いたシミュレーションが行われているが、色をうまく表現するのは難しい。そこで、現実空間を撮影した画像からカラーシミュレーションを行うことが有効なのではないかと考え、この手法について検討した。

現在、日本の景観の多くは無秩序で雑然としている。その要因は様々だが、中でも色彩は景観に影響を及ぼすのではないかと考えた。そこで、ある程度の色彩規制を設定し、被験者に建物の色を変更してもらうシミュレーション実験を行い、どのような色彩規制が印象のよい街並みに繋がるのかを探った。