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刊行物

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所長挨拶

所長挨拶

ご挨拶

実践女子大学下田歌子研究所 所長 湯浅 茂雄

 実践女子学園下田歌子研究所は本年度平成26年4月1日を以て開設の運びとなりました。
下田歌子は、明治時代、未だ女性の社会的な地位がほとんど問題とされなかった状況において、いち早く女性の社会的な地位向上を目指し、その基礎が女子教育のあることを見抜き、確信し、実践した人物でありました。
 その最初の拠点の一つとして、明治32年(1899年)に実践女子学園が創立されたわけですが、下田歌子はその後も、次々と各地の女子教育機関の創立に深く関わっていきます。実践女子学園は、下田の目指したものを実現するための、あくまでも拠点の一つであり、スタートであったということです。一つの女子教育機関の個別の問題を大きく超えたところにある、下田歌子の目指したものの大きさと強さを、当研究所も受け継いで行きたいと思います。
 したがって当研究所の一つの事業の柱として、下田歌子の目指したものをより一層明らかにし、下田歌子の新たな思想・業績を掘り起こすために、新たな資料の収集と平行しながら、その事跡・著作等の調査研究を精力的に行い、その成果を発信していきたいと思います。
 以上は歴史的な研究と言えましょうが、もう一つの研究所の大きな事業、活動の柱として、下田歌子が目指したものを踏まえ、現在・未来において女性たちがよりいきいきと活躍できる社会の構築を目指し、それに資する施策・思想を広く社会に発信していきます。具体的には、男女共同参画社会の実現と女性のキャリア支援に関する活動に取り組んで行きます。すなわち、女性の多様なライフステージ全般を視野に、女性が元気に活躍することが出来る社会の実現を目指し、教育や支援に関する調査・研究を行い、学園内外に対して積極的な発信・提言をしていきます。また、これと関連させながら、女子教育のあり方に関する調査・研究を行います。
 下田は欧米女子教育視察の途上、一般の女子教育事業の確信に至り、書簡のなかでその計画を「百年の長計」と表現しています。私は下田の「百年の長計」は今もその途上にあると考えています。下田が女子教育に関わった時代は明治・大正・昭和に渡りますが、下田はその時代、その状況において必要とされる女性の生き方を具体的に提案し、女性を応援し続けました。女性を取り巻く社会的な環境が変わって行く以上、下田の「長計」は終わることはありません。本研究所が男女共同参画社会の実現と女性のキャリア支援に関する活動に取り組むことは「百年の長計」の志を継承することに他なりません。
 また、当研究所は、外部の他の女性教育機関や、男女共同参画や女性のキャリア支援を推進する機関との連携を積極的に図ってまいります。「拠点の一つ」としてネットワークを広げ、その中心的な役割を担うことを目指していきます。
 スタートしたばかりの研究所ではございますが、みなさまにおかれましては、様々な情報、ご要望、ご意見をいただくなど、お力添えを賜りますようお願い申しあげます。

講演会

下田歌子研究所では、講演会(年2回程度)を開催しています。

下田歌子研究所ニューズレター

下田歌子研究所では、研究活動や成果、イベントなどをお知らせするため、ニューズレターを発行しております。 (年2回)