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プロジェクト報告

生活環境学科の学生が中心となり、学内カフェの食券券売機のデザインコンペを行いました。プロジェクトに参加した学生からの報告をお届けします。(2012-07-16)

券売機デザインコンペ

SAKURA CAFE

SAKURA CAFEは、生活科学部の様々な学科の学生がそれぞれの分野で携わり運営しています。食生活科学科がカフェのメニューを考えカフェを運営したのがはじまりで、新たに昨年の11月から、生活環境学科の学生がデザイン部門を担当するようになりました。これまでは大学院生が中心となって、ポスターやポイントカード、CAFEのロゴのデザインやCAFEカウンターの改修などを行ってきました。

今回、CAFEの食券の券売機のイメージを変えようと、生活科学部有志によるデザインコンペを行いました。コンペの内容は、カフェを明るくかわいい雰囲気にしていくために食券の券売機をデザインするというものです。現在の券売機はどこにでもあるような地味なものです。これにデザインを付け足して装飾します。

コンペの様子

コンペは、新しく大学院生2人、学部学生11人をプロジェクトに加え、5人程度ずつの3チーム編成で行いました。それぞれリーダーを務める大学院生を中心にして、5月初旬から約2ヶ月の期間にわたり、各チームがデザインの案を練っていきます。締切の7月初旬に向けて、プレゼンテーションの準備を進めていきました。

出来上がった案がこの3つです。
・Accent
・包悠 〜For You〜
・はじまりの木

プレゼンテーション

3チームが案を持って望んだプレゼンテーションには、理事長・学長をはじめとして、各学科の先生方、助手さん、事務の方々にも参加していただきました。1チーム10分の発表を終えた後の質疑応答では、生活環境学科だけではなく、食物科学科の先生方からの質疑も飛び、実際にカフェを運営する側の視点からもデザインを考えることができました。

審査は、一人一票気に入った作品に投票していただき、翌日には学生による投票も行いました。両方の結果を合わせて、見事一位に輝いた作品がこちらです。

「はじまりの木」
コンセプト:カフェでのひと時は券売機で注文することからはじまり、そこから友人との会話もはじまる。そして、SAKURA CAFEプロジェクトの新たなデザインもこの券売機からはじまる。これからもたくさんの出来事がこの木のもとからはじまってゆくんだ、という想いを込めて名付けました。提案には、学科の枠を超えてみんなでオーナメントを作り、木に飾り付けるというイベントも含んでいます。

現在この案をもとに実施計画を進行中です。工事は夏休み中に行われる予定で、新学期には新たなSAKURA CAFEがお披露目できるかも…。

コンペを終えて

このような、コンペでデザインを決める形式は初めての試みでしたが、研究室や学年を越えた活動はとても有意義なものになりました。また、デザインした案が実現するというのは学生にとって滅多に無い貴重な経験でもあり、同時に責任感も生まれました。

今後も学生が協力し合い、SAKURA CAFEが皆にとって過ごしやすく、雰囲気の良い憩いの場になるような活動を継続していきたいと考えています。

生活環境学専攻 大学院1年 佐藤綾香・須永千尋