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イベント報告

2021年3月13日 城島学長、牛腸先生、高田先生を送る会

この3月、生活環境学科では、城島栄一郎学長、牛腸ヒロミ学部長、高田典夫キャンパス計画室長という、この大学の中枢に関わられた先生方が、退職を迎えます。現在の状況を鑑み、去る3月13日、ZOOMを通して、学科主催の『三先生方を送る会』を開催しました。

橘弘志学科主任の進行のもと、『実践を巡る三枚の写真』をテーマに、それぞれ思い出に残る写真を準備いただき、それにまつわるエピソードを披露。当日は、在校生、卒業生を中心に、学内外の関係者の延べ90名弱の方々が視聴し、会場には学内関係者も同席しました。

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城島学長

(1) 1992年/菅平スキー場:城島学長は、スポーツ万能。かつては、学生を広く募ってスキー教室を開催。スキー経験の無い学生も、最終日には滑れるようになり、総勢50名ほどが参加した当時の集合写真。

(2) 1995年/被服学科謝恩会:被服学科として、ホテルオークラで開催された最後の謝恩会。若かりし日の先生方のお姿。前方に座る14名の教員のうち実に5名が、当時、そして、その後、学長に就任するという貴重な写真。

(3) 2017年/学長就任パーティー:材料科学研究室に所属した卒業生が集い、学長就任をお祝い。1979年の着任来、多くの卒業生を輩出。当日は、1985年度卒業生の方々のお姿も。

「辞める実感は全くない。4月以降の生活は中々想像が出来ないが、趣味のテニスの頻度を高めたいし、未だ国内外未踏の地を旅したい。この1年、今までのようにみなさんと一緒に過ごす時間がなかった。今後は時間が増えるので、機会あれば声を掛けて欲しい」

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牛腸先生

(1) 2008年・2019年/ゼミ活動の写真:ゼミの様々な活動は、必ず3・4年生合同で実施。2008年が最初の年で、今年度はコロナ禍だったため、2019年が実質最後の写真。ゼミ生は、娘のように思う面々ばかり。

(2) 2008年/初代の助手の結婚式の披露宴:着任後、右も左も分からない時の献身的な仕事に感謝。その後に続く、助教の方々をはじめ、仕事ではいつも周囲の方々に助けられてきた。

(3) 2013年/家政学会夏季セミナー:学生時代、先生に連れて行ってもらった学会活動に影響を受けた経験から、学生達にもその機会を提供すべく、3・4年生とともに参加。結果、この1回だけだったが、思い出深い。

「子育ても含め、45年間走り続けた人生。実践での思い出はいずれも楽しいものばかり。4月からできる時間で、いろいろな整理を。また、今後も自分で出来ることがあれば、実践のために貢献したい」

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高田先生

(1) 2003年/最初の建築デザイン研究室:心地よく家庭的な雰囲気だった恩師・清家清先生の研究室のあり方を倣いたいと考えた。自分の気になるモノ、好きなモノがあり、多様な人が出入りするところから、様々な刺激が生まれる自分の「居場所」があるところ。

(2) キャンパス計画/当時、高橋理事長から最初に話を貰い、次の井原理事長から渋谷・日野それぞれのキャンパス計画を一任された。途中、いろいろな声もあったが、キャンパスのあるべき姿を描き、信念を貫く。

(3) 家族で参加する研究室/卒業生が子供達を連れて遊びに来てくれて、まるで家族のようで、とても賑やか。17年間で211名を送り出し、その8割は卒業制作に取り組み、現在の建築系の形として定着。

「いつも動き回っているのは、基本的に今後も変わらない。「キャンパス計画室」の部屋はあるので、月に一度は足を運ぶ予定。巻き込まれることを前提に、是非、覗いてほしい」

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続いて、先生方とともに仕事をした、かつての同僚の先生方ほか、関係者からのメッセージが紹介されました。思い出を振り返り、これまでの功労に対する言葉が寄せられました。

本来であれば、盛大な式典を執り行う予定でしたが、現在の状況下では叶いませんでした。しかしながら、動画配信でも、当学科らしく和やかで温かみのある会を実施することができ、参加者とともに、先生方にこれまでの感謝の気持ちをお伝えすることができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

(先生方をイメージしたお花を、翌朝ご自宅に配達しました)