[次回の展覧会]企画展示室
教養としての絵画 観ること 描くこと—近世・近代の女性たち
会期:2026年6月15日(月)~8月2日(日) ※予約不要
イタリアのルネサンスの時代、君主たちは才能ある芸術家たちを宮廷に置くことで、自らが優れた存在であることを示しました。中国では、科挙の試験を経て士大夫と呼ばれる高い地位に就いた人々が詩文や絵にも優れました。洋の東西を問わず、為政者たちが芸術を理解し保護してきた歴史があります。日本の平安時代の宮廷でも、中宮たちの教養を高めるために紫式部や清少納言が活躍したことが知られています。『源氏物語』の中の「絵合」からは、絵を見ること、描くことが宮中で重要な教養であったことがわかります。源氏物語を描いた絵は近世の女性たちの婚礼道具としても用いられました。また「女礼式」は近代の女性たちに礼儀作法を説くものですが、その中で示されるように、近世以来、書画は女性たちの教養であり、近代にも受け継がれました。
明治中期からは「美術」は主に男性たちが担うものとなり、東京美術学校は男性たちの学校でした。一方、女性たちには教養としての範囲で女学校や高等女学校の教育の中で絵を学ぶ機会がありました。さらに画業を身につけたい場合には女子美術学校や有名な画家の画塾に通うことになりました。ただし、そうした女性たちの活動は、多くの場合、結婚までのお稽古とされ、展覧会に入選して画家として認められる人は少数でした。また結婚後も画業を続ける例はさらに少数でした。当館では、これまでもそうした様々な女性画家たちの活動に焦点をあてて作品を収集してきました。本展は当館所蔵品を中心に、新収蔵品、本学文芸資料研究所の所蔵品などを加えて、20点余りで構成するものです。
会期 2026年6月15日(月)~8月2日(日)
開館時間 10:30~17:00
休館日 日曜日 ※ただし、7月19日(日)、8月2日(日)は開館
観覧料 無料
会場 実践女子大学香雪記念資料館 企画展示室1・2
主催 実践女子大学香雪記念資料館
協力 実践女子大学文芸資料研究所

