源氏物語研究の
学際的・国際的拠点形成

宮廷の華 源氏物語(2014年)

実践女子学園の1期渋⾕校地整備計画の完成記念⾏事の⼀環として、6⽉7⽇(⼟)から10⽇(⽕)までの4⽇間、渋⾕キャンパスにて「宮廷の華 源⽒物語」と題した展覧会、シンポジウム、講演を⾏いました。

<展覧会 宮廷の華>

 日時 2014年6月7日(土)~6月10日(火)
    10:00~17:00(最終日10:00~16:00)
 場所 実践女子大学・実践女子大学短期大学部
    渋谷キャンパス 創立120周年記念館1階

<シンポジウム 源氏物語と古筆切>

 日時 2014年6月7日(土)
    13:00~17:00
 場所 実践女子大学・実践女子大学短期大学部
    渋谷キャンパス 創立120周年記念館4階403教室

<講演 王朝の薫と装束>

 日時 2014年6月8日(日)
    13:00~15:30
 場所 実践女子学園中学校高等学校
    桃夭館 桜講堂

実施報告

01

展覧会宮廷の華

6⽉7⽇(⼟)~10⽇(⽕)の間、⼤学・短期⼤学部の新校舎「創⽴120周年記念館」のプレゼンテーションルームおよび⾹雪記念資料館で⾏われた展覧会には、4⽇間で1,145名⽅が来場しました。
本学所蔵の鎌倉時代中期から室町時代初期の『源⽒物語』古筆切のほか、⼤正天皇の后である貞明皇后の御遺愛品と伝えられている⾹箱をはじめとした⾹道具、⼗⼆単(縮尺1/4)や蹴鞠など、『源⽒物語』と関係の深い品々、創⽴者下⽥歌⼦を助けた坂寄美都⼦関連の資料として、昭憲皇太后がお召しになられた湯帷⼦(ゆかたびら)や様々な下賜品、華族⼥学校の卒業証書なども展⽰されました。
また、平安後期の⻑編王朝⽂学であり、失われた最終部の写しの⼀部とされる「夜の寝覚」の古筆切を展⽰・披露いたしました。

02

シンポジウム源⽒物語と古筆切

6⽉7⽇(⼟)のシンポジウムでは、関⻄⼤学の⽥中登教授による基調講演「古筆研究の現在と意義」ののち、本学の横井孝教授、⻘⼭学院⾼⽥祐彦教授、出光美術館別府節⼦学芸員、國學院⼤學針本正⾏副学⻑がパネリストとして参加し、「源⽒物語・古筆切」をテーマにお話をお聞きしました。245名の⽅が聴講し、予定時間をオーバーするなど、熱気あふれるシンポジウムでした。

03

講演王朝の薫と装束

6⽉8⽇(⽇)に⾏われた講演は約500名が聴講しました。
まず、御家流⾹道師範⼩畑洋⼦⽒による「組⾹ 源⽒⾹」の実演が⾏われ、源⽒⾹の解説とともに、来場者に実際に5種類の⾹を聞いていただき、実際にどの⾹であるかあてていただきました。なお、組⾹の正解は「若紫」1.⼨聞多羅 2.⼨聞多羅 3.佐曾羅 4.佐曾羅 5.伽羅 でした。
続いて「王朝の装束‐古と今‐」と題し、⼗⼆単のお服上げの実演が⾏われました。30分間の静寂の中、装束の絹ずれの⾳のみが聞こえてくる、優雅なひとときを来場者の皆様と共有いたしました。その後、⼗⼆単および束帯を着装したお⽅(モデル)がステージ上に現れ、古と今の装束の違いを、4名のお⽅(モデル)の姿により、⾐紋道髙倉流本部教授永井とも⼦⽒が解説を⾏いました。

<展覧会 宮廷の華>

6⽉7⽇(⼟)~10⽇(⽕)の間、⼤学・短期⼤学部の新校舎「創⽴120周年記念館」のプレゼンテーションルームおよび⾹雪記念資料館で⾏われた展覧会には、4⽇間で1,145名⽅が来場しました。
本学所蔵の鎌倉時代中期から室町時代初期の『源⽒物語』古筆切のほか、⼤正天皇の后である貞明皇后の御遺愛品と伝えられている⾹箱をはじめとした⾹道具、⼗⼆単(縮尺1/4)や蹴鞠など、『源⽒物語』と関係の深い品々、創
⽴者下⽥歌⼦を助けた坂寄美都⼦関連の資料として、昭憲皇太后がお召しになられた湯帷⼦(ゆかたびら)や様々な下賜品、華族⼥学校の卒業証書なども展⽰されました。
また、平安後期の⻑編王朝⽂学であり、失われた最終部の写しの⼀部とされる「夜の寝覚」の古筆切を展⽰・披露いたしました。

シンポジウム「源⽒物語と古筆切」