2025年6月10日(火)
皆さんは実践女子大学の前身である実践女学校時代、中国(当時の清国)から多くの留学生が来日していたことをご存じでしょうか。学祖下田歌子は国内の女子教育のみならず、女子留学生の教育に尽力したことでも知られています。本学図書館には、当時の様子がうかがえる写真や資料が大切に所蔵されています。
去る5月27日(火)、北京師範大学附属実験中学の教職員12名が渋谷の実践女子学園中学校高等学校の視察にいらっしゃいました。これは、実験中学の創設者である欧陽小蘭(雅琴)女史が、本学に留学されていたご縁に導かれてのことです。歓迎の意味を込め、本研究所はそれらの資料を中心としたパネル展示を行いました。
当日は、本研究所の初代所長で現在中学校高等学校長の湯浅茂雄先生から、下田と実践女子学園のあゆみ、そして現在の学園についてのご講演があり、ご来校の皆様はとても熱心に聞き入っておられました。
今回の展示準備を通し、広い視野をもって女子教育の発展に尽力した下田歌子の志を改めて感じることができました。今後行う学内外での展示でも、発信していきたいと考えています。