春の訪れを告げる花々の中でも特に美しいとされるのが河津桜と言われています。今年もその美し
い桜を見に行く機会に恵まれました。河津桜は他の桜と比べて開花が早く、2月から3月にかけて見
頃を迎えます。そのため、一足先に春の訪れを感じることができるのが特徴です。
今年は2月中旬に「熱海桜」「土肥桜」と伊豆の早咲きの桜を見にでかけて来ましたが、残念なが
らどちらの桜も開花が予想より遅く良い写真が撮れませんでした。「河津桜」の開花も遅れていると
いう事で、今年は例年より10日ほど時期を遅らせて訪問しましたところ、とても綺麗に咲いている
所を見ることができました。
河津川沿いには桜並木が続き、歩道を歩きながら満開の桜を楽しむことができます。また、夜には
ライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な風景が広がるということです。
付近には河津桜原木を始めとした河津桜を楽しむためのおすすめスポットも多くあり、河津桜まつ
りが開催される河津川沿いは、露店やイベントも多く賑わっています。河津桜の中心となる「河津桜
観光交流館」近くには「かわづカーネーション見本園」があり、2月初旬から河津桜の期間を経て5
月中旬まで開園しています。今年は昨年の酷暑でカーネーションの苗が傷んでしまい、2月の開園に
間に合わなかったというお話を伺いましたが、それでもかなりたくさんの綺麗なカーネーションの花
が咲いており、十分に楽しむことができました。
奥島尚樹(客員研究員・元実践女子学園職員)
※河津川沿い河津桜の様子(筆写撮影 2025.2.28)