文学部 美学美術史学科 准教授
山本 浩貴(やまもと ひろき)
YAMAMOTO Hiroki
専門分野・専攻 | 欧米と東アジアを中心とする現代美術史。特に社会・政治的な芸術実践について。 |
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最近の研究テーマ等
①2000年代以降の日本における地域芸術祭、②エスニック・マイノリティの芸術、③現代アートにおけるジェンダーとエコロジーの問題
主な担当授業と概要
「現代美術史入門a」
20世紀〜1980年代にかけての美術の歴史を解説する。狭義の「美術」のみならず、「写真」や「映画」など隣接する文化領域の動きにも目を配る。政治的・社会的文脈と美術(文化)との交わりを意識しながら講義を進める。
趣味・特技
文化研究者のさがなのかもしれませんが、趣味と仕事の境界線があまりはっきりしていません。時間ができたら美術館・博物館・映画館・マンガ喫茶などに行って、何らかの文化的事象に接することが好きです。
受験生へのメッセージ
文化研究者のレイモンド・ウィリアムズが「感情の構造(structure of feeling)」と呼んだのが、その時代の人々に広く共有されており、同時代の人々の経験を特徴づける意味や価値のことです。文化研究の創始者のひとりであるウィリアムズは、文化の「形式(forms)」の中に、そうした感情の構造を発見しようとしました。文化を知ることで、自分たちを知ることができる。そこに芸術や文化を研究することの意義があるとぼくは考えています。