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高瀬 真理子

日本語コミュニケーション学科 教授、短期大学部長、学園理事

高瀬 真理子(たかせ まりこ)

TAKASE Mariko

研究室
渋谷キャンパス 1616
専門分野・専攻
日本近代文学
教育研究情報
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最近の研究テーマ等

室生犀星文学とその周辺(作家・詩人としての人間関係、影響関係や作品分析/「馬込文士村」研究)                                                       文学とコミュニケーション(コミュケーションの様態を文学作品から読み解いて分類)
現代雑誌事情(女性誌の動向や休刊・創刊事情等)
女性文学研究
・円地文子研究(作家研究、作品分析等)
・宇野千代(雑誌『スタイル』研究、作家研究、作品分析等)
創作・ライター研究(書き手の側からの方法論研究)

主な担当授業と概要

女性文学—円地文子の文学—

かつて、日本の近代文学は「男子一生の仕事」たり得るか否かに「おのこ」らが悩んだ時代を経て、日本近代文学としての成長を見た。その頃は、男性作家より圧倒的に不利な立場でも頑張り抜いたわずかの女性たちが、名を残したと言えるだろう。女性にとっては、プロレタリア文学隆盛の時代においても、「階級闘争の前に男女平等」の問題を孕んでいた。
円地文子は、上田万年の娘として良家に生まれ育ち、双方の祖母の影響を受け、プロレタリア文学の洗礼を受けて社会の中にある矛盾に目を向けつつ、一方で夫との関係や女性特有の病などに悩まされながら、女性の生理や情念の叫びを芸術化していった。彼女の作品世界を丹念に読み解きながら、女性なるものを理解すると同時に、男女・夫婦や家族・社会・老いといった円地文学の抱えるテーマを探っていく。 

文学とコミュニケーション

私たちが日常何気なく行っているコミュニケーションとはどのようなものなのでしょうか。私たちは、言葉だけでコミュニケーションをとっているわけでもありませんし、また、他者とのみコミュニケーションをとっているわけでもありません。
そのように、間口も奥行きも広くて深いコミュニケーションというもののさまざまな様態を日本の近現代小説に求め、作品講読を通して内容を理解していくと同時に、登場人物の行動や心情を理解しながら、そのようなコミュニケーションの有り様を追体験できればと思います。それらの作業の中から、私たちそれぞれの内界を豊かに育み、多様なコミュニケーションについて考えられるようになることを目指します。

研究室・ゼミ紹介

クリエイティブ・ライティングという制作系のゼミです。雑誌記事(内容的には街やお店の紹介記事等コンセプトはさまざま)や小説(短編集や自称長篇=内容的には、ホラー、推理、青春ものなど)、詩、詩画集、紙芝居などまで、さまざまなタイトルの作品が生まれています。前期にとにかく手探りでも、企画書や構想ノートを提出しながら製作を行い、グループで作る雑誌の場合は、台割帳なども作成し、企画次第では、取材やインタビュー、撮影など課外での活動も活発に行っています。
記事や文章が出来上がった後は、校正に次ぐ校正、レイアウトやノンブルの付け方、一字一句に至るまで丹念な校正作業を行います。このような場面では、出版編集コースの学生が、他コースから入ってきた学生にノウハウを教えることになっています。次に編集作業、これも冊子の組み方は、出版の学生たちが把握しているので、確認をとりながら、版下を作成します。そして、印刷製本。ものづくりのゼミなので、達成感はありますが、出来上がってホッとしているときに、見落とした校正箇所が見つかったりして、悲喜こもごもです。著作権や肖像権にも配慮しながら、多くの人に読んでもらうに耐える冊子作りを行っています。合評会で切磋琢磨しながら、完成度を上げ、次の企画へ向かいます。

卒業論文題目

雑誌『いろとり』(特集:自分のためのお弁当)、雑誌『おいな』(長野県伊那市の魅力探し)、雑誌『mana』(OPEN THE BIBLE!)、長編小説集『三集高校へようこそ』、個人詩集『ラストティーン—19歳—』など

趣味・特技

多趣味、雑学家。一見結びつかないように思われるある情報と、別のある情報が脳内でピピッと結合する一瞬が好きです。

受験生へのメッセージ

本学の家庭的な雰囲気の中で、充実した濃い2年間を送ってほしいと願っています。短期大学の学びというのは、うっかりしているとあっという間に過ぎ去っていく時間です。教員やスタッフがいつも学生のみなさんを近い距離で見守っています。未来のあなた方自身の基盤になる大切な一時期、一緒に活気溢れるキャンパスをつくっていきましょう!