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アーカイブ

2014年11月展示室開設以降の展示などの記録です。

展示テーマ

渋谷キャンパス内「向田邦子文庫展示室」でおこなった展示のテーマです。
4ヶ月に一度程度、展示の入れ替えをしています。

向田邦子を慕う 

以前当文庫では、生き方、料理、愛猫家、器、ファッションなど、様々なテーマで向田が雑誌に取り上げられていることを紹介しました。
どのテーマでも共通して語られていたのは、時代を超えて、筋の通ったこだわりを持つ、向田への憧れでした。
そこで今回の展示では、個人の視点から「向田邦子を慕う」思いを紹介します。
個人の思い入れが熱く語られたそれぞれの著作には、向田への憧憬と愛情の熱量がより強く表れています。

主な展示資料
◎山口瞳直筆原稿(レプリカ)「向田邦子は戦友だった」
◎向田邦子を慕う著作本、雑誌掲載記事
  ・太田光著『向田邦子の陽射し』
  ・西川美和著『映画にまつわるXについて』
  ・鴨下信一著『名文探偵、向田邦子の謎を解く』
  ・立川志らく筆「銀座噺 志らく百点」(「銀座百点」No.687) 等

展示期間
2020年9月7日(月)~12月4日(金)平日のみ 10:00-16:00

向田邦子の本棚

作家の蔵書は、作家の一部であると言っても過言ではないでしょう。
蔵書には創作の秘密が隠されている、とも考えられるのではないでしょうか。
残された蔵書の一部に触れ、作家向田邦子の創作の秘密を窺う。あるいは、書かれたかもしれない作品へ
思いを馳せてみたいとも考えての今回の展示です。
作家ならではの広い分野にわたる蔵書の中から、これまでの展示で紹介されていない資料を中心に紹介します。

主な展示資料
 向田邦子の蔵書
  古典文学、詩、絵画、音楽、歌舞伎など幅広い分野の蔵書

展示期間
 2019年7月29日(月)~11月23日(土)

新収資料展 見出される作品たち

 この展示では、新たに刊行された著作、掲載された雑誌記事や関連情報の中から、これまで展示したことの
 ない資料を紹介します。
 向田邦子という人物について、向田邦子が手がけた作品について、現在も本や雑誌において様々なテーマで
 取り上げられるほか、新聞記事のコラムでも作品の一部やエピソードが紹介されることが多々あります。
 また、海外——特に台湾や中国——で作品が翻訳され、広く紹介されています。
 今回は近年に刊行された資料のみで展示を構成していますが、毎年こんなにも取り上げられ続けることから、
 作品自体も人物としても、敬愛され続けていることが見えてきます。

主な展示資料
 ・自筆原稿(レプリカ)「ムトー・トシコ」
 ・向田邦子の作品が収録されているアンソロジー
 ・向田邦子作品が翻訳された図書 など

展示期間
 2019年4月1日(月)~7月20日(土)

向田邦子の蔵書から(2) 旅  故郷へ、そして、異郷へ

 作家として、料理好きとして、ファッショニスタとして、憧れの生き方をした人生の達人として、
 向田邦子は女性誌などで紹介されることが多くあります。テーマが「旅」となると、女性誌だけでなく、
 男性誌や旅行情報誌でも紹介されています。
 レジャーという言葉が一般的でなかった当時、向田邦子の旅は、目的意識を持っていることが
 多かったのではないかということを、向田邦子の蔵書からうかがうことができます。
 そして、旅の写真やエッセイからは、その地で生活する人々へのあたたかい眼差しが感じられます。

 読書での旅、現地への旅、二つが見事に融和して豊かな作品が生まれました。そんな向田邦子の「旅」を、
 自筆原稿や蔵書、雑誌記事から紹介します。

主な展示資料
 ・自筆原稿(レプリカ)「眼があう」
 ・向田邦子が所蔵していた異文化に関する書籍、写真集、ガイドブック
 ・向田邦子の旅が紹介された雑誌記事

展示期間
 2018年12月3日(月)~2019年3月22日(金)

語り継がれる向田邦子(2) 食を愉しむ人

 向田ドラマの食事のシーンは秀逸で、幾多の名場面が人々の記憶に残っています。
 また自身のエッセイでも食に言及するものが多々あり、また周囲の人々のエッセイにも
 食通として登場します。
 この展示では、向田邦子の蔵書にある食関係の資料を中心に、食通として向田邦子を
 取り上げた雑誌記事や本などを紹介しました。

主な展示資料
 ・実際に使用していたと思われるレシピ本、食文化に関する蔵書
 ・食通として紹介されている本、雑誌記事

展示期間
 2018年7月30日(月)~11月24日(土)

向田邦子の蔵書から(1) 猫愛

 当文庫では、ご家族にご寄贈いただいた、青山のマンションで所蔵されていた旧蔵書を収蔵しており、
 その中には、猫に関する資料が多々あります。
 自他共に認める愛猫家・向田邦子が、猫に関するどのような資料を収集していたのかを、
 猫好きとして取り上げられた近年の雑誌記事や、猫について語っている著書などと一緒に紹介しました。

主な展示資料
 ・向田邦子が収集した猫に関する資料(猫好き執筆家から贈られたサイン入り著書、絵本、洋書など)
 ・猫好きとして雑誌等に紹介された記事

展示期間
 2018年4月2日(月)~7月21日(土)

語り継がれる向田邦子(1) 時代を超えた魅力

 昭和56(1981)年に他界し、今年で36年が経ちますが、今でもさまざまなアプローチで多くの
 雑誌や新聞で紹介されています。
 この展示では、その中から、ターゲットにしている世代やジャンルが異なる雑誌の記事や小説を紹介しました。
 幅広い層に受け入れられる人物だということを見ることができました。

主な展示資料
 生き方の手本として、料理も得意な食通として、無類の愛猫家として、器の収集家として、
 類まれなファッションセンスの持ち主として、とりあげられた雑誌の記事や小説

展示期間
 2017年12月4日(月)~2018年3月24日(土)

向田作品の展開(2) 様々な広がりを愉しむ

 この展示では、1冊の脚本や本から、様々な媒体に展開した向田邦子作品を紹介しました。
 メディア展開の多彩さの代表として『あ・うん』のテレビドラマの脚本や映画・舞台のパンフレット、
 「鮒」の自筆原稿などを展示しました。
 また、文学としてどのような形・媒体で鑑賞され続けているのか、その展開の広さの一端を紹介しました。

主な展示資料
 「鮒」の自筆原稿、TVドラマの脚本、教科書等

展示期間
 2017年8月1日(火)~11月25日(土)

向田作品の展開(1) 海外に紹介された作品

 向田作品は数ヶ国語に翻訳され読み継がれています。どの国によってどのタイトルが翻訳
 されているのか。また、書籍の顔であり、作品のイメージを表現する役割もある装丁や帯が、
 国によってどのように異なるのか。これらを比較しながら紹介しました。

 主な展示資料
  ・6カ国の『思い出トランプ』
  ・出版社や版を変え、何度も刊行されている『父の詫び状』  など

 展示期間
  2017年4月3日(月)~2017年7月22日(土)

向田邦子の好きなもの(1) 日常使いの器と料理

 向田邦子が日常で使用していた食器と、彼女の蔵書の中から食や器に関する本を展示しました。

 主な展示資料
  自筆原稿「眼が合う」とその初出雑誌『The 骨董』
  実際に使用していた食器  など

 展示期間
  2016年8月1日~11月30日

向田邦子を知る(4)交流のあった人達 ~旧蔵書 署名入り本より~

 向田邦子の書斎に残された本の中から、交流のあった人達からの署名やメッセージが入ったものを展示しました。
 広い交流関係を垣間見ることができました。

 主な展示本
  署名入り本(森繁久彌、黒柳徹子、やなせたかし 等)など

 展示期間
  2016年4月1日~7月27日

向田邦子を知る(3)作家としての原点

 直木賞選考の舞台裏を書いた、山口瞳の自筆原稿「向田邦子は戦友だった」を初公開しました。

 主な展示本
 「銀座百点」(『父の詫び状』所収エッセイの初出雑誌)、血圧計、アンプルカット(実際に使用していたもの)など

 展示期間
  2015年11月9日~2016年3月25日

向田邦子を知る(2)シナリオ・ライターとして

 向田ドラマのシナリオを中心に展示をしました。

 主な展示本
 「森繁の重役読本」「寺内貫太郎一家」「時間ですよ」「阿修羅のごとく」「あ・うん」など

 展示期間
  2015年7月6日~10月31日

向田邦子を知る(1)雑誌記者・編集者として

 雑誌記者・編集者時代の雑誌を中心に展示をしました。

 主な展示雑誌
 「映画ストーリー」「新婦人」「映画の友」など

 展示期間
  2015年4月6日~6月30日

向田邦子に出会う

 渋谷キャンパスに新たに開設した展示室のオープニング記念展示。
 向田さんの仕事ぶりや生活の一端を垣間見ることのできる自筆原稿や愛用品を展示しました。

 主な展示品
  自筆原稿「鮒」「ビリケン」「三角波」など
  愛用品「書かれなかった原稿用紙」「鉛筆削り」「万年筆」など

 展示期間
  2014年10月26日~10月31日(プレオープン)
  2014年11月1日~2015年3月20日

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