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CASE30 家庭科を通して

M.・Oさん

私が教師になろうと考えたのは、大学4年の教育実習の時であった。2011年、東日本大震災の直後、岩手県にある母校で教育実習を受け入れていただいた。  そこでの先生方の姿に私は衝撃を受けた。震災が起こった今、教師として何ができるのか、家庭科を通して子どもたちに何を考えさせ、身に付けさせるべきなのか、授業一つ一つに思いが伝わってきた。家庭科は生きる力を育む教科であると実感した。  そして、家庭科教師となって3年。人と向き合うこの仕事は、日々勉強である。「何のための授業か。何を子どもたちに身に付けさせたいのか。」思い迷った時、教育実習の指導教諭のこの言葉を思い出している。初心を忘れず、子どもたちと共に成長していきたい。