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2014年6月

日本語ジェンダー学会・第15回年次大会

6月21日(土)、北九州市立大学にて学会を聴講してきました。今年度から私は「女性と言語学」という授業科目を担当しているので、勉強しなおさなければと思って新たに入った学会です。社会言語学を学ぶのは、ハワイ大学大学院生時代にレイノルズ秋葉かつえ先生(当学会の前会長)に教わって以来であり、大きな刺激を受けて帰りました。

この大会のテーマが「音楽とジェンダー」だったので、本学合唱部の顧問をしている音楽好きな私としては、初めての参加を楽しみにしていました。中村美亜准教授(九州大学)の基調講演「音楽にジェンダーはあるのか?」は、音そのものにジェンダーはないが、その表現に私たちはジェンダーを投影させたり、ジェンダー的な意味を読み取ったりしているというお話で、音楽的な感動がジェンダーの差異を美化することもあるという結論には、よくも悪くもそうだろうと納得しました。

現在の学会長ヒダシ・ユディット教授(ブダペスト商科大学)は、ハンガリーの作曲家バルトークとコダーイの類似性について、自身の第何言語?である流暢な日本語でお話しくださいました。両作曲家が、オペラやバレエ音楽において真の男女関係をいかに模索していたか、また合唱活動や音楽教育、音楽的伝統継承の分野でいかに女性の役割を重んじていたかがわかりました。

懇親会を途中で切り上げて最終便で帰路に就いたのは残念でしたが、残りの週末は「女性と言語学」の準備をしなければならないのでした。少女はなぜ自分を「ぼく」と呼ぶのか等、この学会で学んだことを早速次の授業にいかすことができました。

                                          村上まどか・記

画像イメージオープニングにふさわしかった基調講演

画像イメージシンポジウム「音楽の中にみるジェンダー意識の変容」の1パネル