実践『ペルソナ』通信(No.049 および No.B-049)
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実践「ペルソナ」通信(No.49)
「実践女子大生における制汗剤の使用実態」に関する調査結果
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実践女子大学人間社会学部 実践「ペルソナ」研究会では、「実践女子大生における制汗剤の使用実態」について、写真観察法を用いて実践女子大学生の実態を調査し、写真からわかる女子大生の制汗剤利用について考察を行いました。また加えて、実践女子大学生を対象に、「実践女子大生における制汗剤の使用実態」についてアンケート調査を実施しました。有効回答者数は 100 サンプルでした。
※実践「ペルソナ」研究会は、実践女子大学人間社会学部における「統計科学(担当:竹内光悦)」、「経営学(担当:篠崎香織)」、「マーケティング(担当:斎藤明)」の3つの分野のゼミ生を中心に組織され、実践女子大生が「自分たち自身」の消費活動、ライフスタイル等を科学する研究会です。
【総括】
観察調査結果、スプレータイプが多い、格安なプライベートブランドより大手メーカーの方が多い、無香料よりも香りつきのほうが多い、家庭用と持ち運びようがある、などがわかった。このことから、一つ目、三つ目、四つ目を仮説として、調査票調査を行った。
この調査では、毎年新商品が出る制汗剤業界に対して、女子大生はどのような意識を持って製品を求めているのか、実践女子大学の渋谷キャンパスに所属する学生に対して、現在使用している制汗剤の意識について調査票調査で 100 名に回答を得た。
その結果、仮説が検証されたものと検証されなかったものにわかれた。検証されなかった「制汗剤のタイプ」については人と人数に差が出たためだと考える。一方で「香り」「使用している場所」は、検証することができた。またその他の質問事項の結果として、現在使用している人の 94% が満足していることがわかった。利用シーンとして、「汗をかいたとき」に主多く、この影響か制汗剤の使いやすさについて尋ねたところ、どの種類にも「持ち運びやすさ」が1番となっていた。一方で特徴でもある、「音がでる」や「ごみが出る」ことが使いにくさに上げられていた。また買っても良い値段は「400~500円」周辺ということがわかった。
以上から、今後新制汗剤を発売するに当たって、現在満足している商品から使いにくさをいかに軽減させて、目を向けさせるのかがポイントとなってくるだろう。
調査の詳細については調査報告書をご参照ください。
■■■ 実践女子大学人間社会学部「じんしゃ」■■■