実践『ペルソナ』通信(No.057 および No.B-057)
=====
実践「ペルソナ」通信(No.57)
「女子大学生が SNS から受ける影響」に関する調査結果
=====
実践女子大学人間社会学部 実践「ペルソナ」研究会では、「女子大学生が SNS から受ける影響」について写真観察法により、女子大学生とSNSの関係について調査しました。
また女子大学生を対象に、「2017 年に SNS でよく見かけたもの」についてアンケート調査を実施しました。有効回答者数は 137 サンプルでした。その結果をランキング形式で、1 位から 10 位までを発表します。
※実践「ペルソナ」研究会は、実践女子大学人間社会学部における「統計科学(担当:竹内光悦)」、「経営学(担当:篠崎香織)」、「マーケティング(担当:斎藤明)」の3つの分野のゼミ生を中心に組織され、実践女子大生が「自分たち自身」の消費活動、ライフスタイル等を科学する研究会です。
【総括】
写真観察法からは (1) SNS から受ける影響は広範囲。インスタグラムを専門誌のように利用している。(2) 美容品は比較的低価格で試しやすいもの、グルメ・レジャーはインスタ映えするものが多い。の 2 点がわかりました。
またランキングにおいては、ランキングの 1 位であっても 18 票と一つひとつの票数はあまり伸びませんでした。このことから特定の商品や場所がよくシェアされているわけではなく、幅広く様々なものがシェアされているとわかりました。ジャンルごとに分けると食品・美容品・ファッションが多く、人物や動物・キャラクターにはあまり票が入りませんでした。中でも食品は 137 人中 57 人が回答しており、SNS 映えグルメや友人と食事をしている瞬間が多くシェアされていることが分かりました。回答ではドリンクやスイーツなど様々あげられましたが、その中でも特にチーズを使った料理が票数を集めました。この理由としては動画映えが考えられます。インスタグラムのストーリー機能やスナップチャットなどの気軽に動画を投稿できる機能の浸透により、写真映えに続き動画映えという新たなトレンドが生まれているのではないでしょうか?
調査の詳細については調査報告書をご参照ください。
■■■ 実践女子大学人間社会学部「じんしゃ」■■■