実践女子大学 生活環境学科 環境デザイン研究室 卒業研究

1996年度卒業論文一覧

1)行動セッティングした街路景観評価-歩きたさと住みたさの評価の比較-

住宅街を眺める場合、それがその場所に住むかどうかを判断しようとしているときと、ただ通りかかって眺めているときでは、評価や評価を下すときに考えることは異なるのではないだろうか。そう考えて、行動を想定させて街路景観スライドの評定を行わせた。

2)家具の配置の規定要因

部屋は、家具がおかれて初めて生活の場となる。家具を自分の好みに配置できるということは、好みの生活空間を造る上で重要なことだと思われる。この実験では、女子大生の自室の家具の置き方を調査し、窓の位置や方角などと家具の置き方の関連を探った。

3)キッチンの実態と満足度に関する調査

キッチンの使いやすさはなにで決まるだろうか。キッチンやテーブルの上に出しっぱなしになっている調味料や食材があるのはなぜだろうか。そんなことを明らかにしようと、主婦を対象にアンケート調査を行った。

4)生活行為にふさわしい照明環境と印象評価

住宅の居間は、本を読んだり、テレビを見たり、パーティが行われたりと、さまざまな行為がなされる場である。それぞれの行為にふさわしい照明環境を探るため、実大模型を用いて、印象評価実験を行った。

5)人的ネットワークの拡がりと生涯学習活動の関わり

生涯学習活動は、地域や会社・学校などとは異なる交友関係をもたらす可能性があると考え、アンケート調査を行った。

6)食卓のカラー・コーディネート

おいしそうに見えるのは、どんな配色の場合だろうか。そんなことを知るために、テーブルコーディネートのカラー・シミュレーションを行い、印象評価してもらった。

7)ユーザーの望む授乳空間に関する研究-評価項目リストの作成-

病院の授乳室をどのように造ったらいいのか、褥婦(お母さん)と助産婦にぞれぞれ訪ねた。このとき、家具の模型を配置してもらいながら、考えていることをしゃべってもらう(プロトコル分析)を用いた。

8)子ども部屋の環境・行動・意識に関する調査

子供部屋の意味は、年齢や性格によって変化するのだろうか。小学生~高校生までにアンケートを行った。

9)似合う色のバリエーション

似合う色は人によって違うのだろうか。胸のところにさまざまな色の布地をあてて、印象評価してもらった。

10)幼児における色の好みの男女差-男の子色と女の子色の意識-

保育園に通う幼児にぬいぐるみや帽子などのカラーシミュレーション画像を示して、どれが好きかをたずねた。年齢や性別によって、好みの色がどのように異なるのかを明らかにした。