実践女子大学 生活環境学科 環境デザイン研究室 卒業研究

1997年度卒業論文一覧

1)家具の配置の規定要因 その2 -箱庭手法を用いた家具の配置実験-

4.5畳~10畳までのさまざまなプランの部屋の模型に、家具の模型を配置して自分の好みの空間を造るという実験を行った。配置するときにどのようなことを考えたのかをインタビューして、部屋と家具の配置の関係を探った。

2)住宅の広告に関する研究 その1-住宅広告に求められる情報-

建て売りの住宅やマンションの場合、広告は販売者と購入者を結ぶ重要なメディアの一つである。この研究では、どんなときに広告を見るのか、どんな要素が盛り込まれているといいのかなどの点を知るために、アンケート調査を行った。
 

3)住宅の広告に関する研究 その2-知識と経験差・住宅形式の違いから見る住宅広告のあり方-

アンケート結果をもとに、建て売りの住宅やマンションの広告の見方が、居住環境や購入の経験で変化するかどうかを見た。

4)大坂上キャンパスの環境移行調査-移行前のキャンパス評価-

引っ越しや建て替えなどで日常の環境が変化することを環境移行という。実践女子大学100周年事業で建て替えが行われるにあたって、移行前の環境を行動の側面、評価の側面から調査した。
 

5)東京近郊にある公園の使われ方調査

東京とその近郊の小規模公園を対象として、使われ方調査を行った。そのデータをもとに、公園利用の予測モデルの作成を試みた。

6)建物に似合う色の街並みによる変化-カラーシミュレーション画像の印象評価- 

「病院に似合う色は?」、「白」というような固定概念はどの程度強固なのか、その程度は住宅街の中に病院があるときと商店街の中にあるときでは異なるのか、そんなことを調べるために、街路景観のカラーシミュレーション画像の評定実験を行った。
 

7)室内空間における配色の印象評価

壁だけ、壁と床、壁と床とパーティションの3通り、つまり室内の1・2・3カ所に色づけした室内模型を評定してもらう実験を行った。その結果をもとに、色彩調和がどんな風に判断されているのかを考察した。
 

8)似合う色のバリエーション その2-似合う色の評価におよぼす顔色と髪色の効果-

似合う色は、顔色や髪色によってどのように変化するのかを明らかにするために、ファンデーションやかつらでそれらの色を変えた対象者の胸に、さまざまな色の布地をあてて印象評価を行った。
 

9)幼児における色の好みに関する研究

昨年の実験と同様の方法で調査を行い、サンプル数を増やした。また、親に簡単なアンケートを行って、親の色彩の好みと子供の色彩の好みの関連を調べた。
 

10)色彩の印象マップの作成

168枚の色票(色紙)の印象評価を行って、色の印象の地図を作製した。