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創立125周年記念特別事業 開催報告

多様性を受け入れ、 相手をリスペクトする力を!『JISSEN Global Way~実践社会で育てるこれからのグローバル化~』を開催しました(6/2)

 本学園は6月2日(日)、社会で活躍するグローバル人材の姿を考え、大学、中高のグローバル教育について理解を深める特別事業「JISSEN Global Way~実践社会で育てるこれからのグローバル化~」を渋谷校地(大学 渋谷キャンパス、中学校高等学校 桃夭館)で開催しました。
 このイベントは、本学園創立125周年を記念する特別事業の一環として行われたものです。当日は、フリージャーナリスト池上彰氏をお招きしての第1部(基調講演・パネルトーク)、大学、中高におけるグローバルな取り組みをご紹介する第2部(JISSEN Global Fair)の2部構成で進められ、渋谷校地には多くの高校生や小学生、その保護者の方が訪れました。

  1. 1池上彰氏が講演。世界の事情を知り、日本の良さの再認識を
  2. 2学生・生徒の海外体験を聞き、それぞれの視点でグローバル化について考える
  3. 3説明会と体験授業で、学園のグローバル教育について理解を深める

池上彰氏が講演。世界の事情を知り、日本の良さの再認識を

 第1部は中学校高等学校の桃夭館で開催。桜講堂に約800人の参加者が集まりました。そして池上氏による基調講演「これからのグローバル社会とそこで求められる人とは?」がスタート。日本有数の知識人の一人として世界各国を訪れるとともに、メディアで世界の動きを解説する、池上氏ならではの興味深い話が展開されました。

池上氏による基調講演

[講演主旨]

 私は1年のうち4~9月は国内5つの大学で授業を行い、10~3月は海外に取材に行くスケジュールを組んでいます。今年3月に米ニューヨークに立ち寄ったところ、街に日本人の姿はなく、世界における日本の地盤沈下を実感しました。それではいけない、グローバルに活躍する人材が、今、本当に求められているのです。
 ではグローバル人材とはどのような人か。私はこれまでに90の国と地域に足を運びました。その経験から、英語が話せていろいろな国を訪れるだけでなく、それぞれの国について理解していることが必要ではないかと思うのです。国内にいると日本の問題点を意識することも多いのですが、世界に視野を広げると、各国の状況を知るとともに日本の良さに気づかされることもあります。世界を見ることで日本の問題点も良さもわかり、私たちが今暮らしている日本とはどのような国なのかを知ることができるのです。

グローバル人材について講演する池上氏

 現在、世界の分断が進んでいると言われます。「民主主義の国」を標榜するアメリカも、それを追求した結果、国内の分断が進んでいます。ロシアのウクライナ侵攻という問題にさえ、向き合う国の姿勢は多様です。世界には実にいろいろな考え方をする人たちがいることを、私たちは知っておかなければなりません。
 そして各国の人たちは、自国の言葉に誇りを持っています。ですから、世界のさまざまな国に行った時に当たり前のように英語を使うのではなく、始めの挨拶だけでもその国の言葉を使うといった配慮で、その後のコミュニケーションを大きく変えることができます。グローバルな人材として活躍するためには、各国の事情を知り、それぞれの国の言葉や文化に敬意を持って行動することがとても大切なのです。
 自分の国と私達自身を知ることも重要です。海外に行くと日本に関していろいろなことを聞かれます。そこで初めて、自分は日本のことを知らないと気づきます。日本について知ると、結構良いところもあると再発見もするでしょう。その「良いところ」をもっと世界にアピールしようと、どんどん世界に出ていく。ご来場の皆さんには、ぜひそういったグローバル人材になっていただきたいと思います。

 海外訪問の経験が豊富で各国の事情にも詳しい池上氏の講演は、グローバル人材として成長するために何が大切か、多くのヒントをもたらすものでした。このお話を切り口に、次のパネルトークが展開されました。

学生・生徒の海外体験を聞き、それぞれの視点でグローバル化について考える

 パネルトーク「『グローバルマインド』を身につけるには?」には、以下5人のパネリストが登壇しました。
 ●安倍 楓葵さん(実践女子大学 人間社会学部4年)
 ●岩﨑 蝶々さん(実践女子学園高等学校2年)
 ●政井 貴子氏(本学英文学科卒業生/SBI金融経済研究所取締役理事長)
 ●猪熊 作巳氏(実践女子大学学長補佐/英文学科准教授)
 [司会進行]池上 彰氏(フリージャーナリスト/東京工業大学特命教授他)

パネルトークの様子

 まず、「実践女子学園のグローバル化推進の取り組み」について、猪熊学長補佐より説明がありました。その後、話題は学生・生徒の活動に。安倍さんはカンボジアでの2週間のインターンシップに参加。貧困地域の学校を対象に、現地学生と協働してイベントの企画を行いました。クメール・ルージュによる虐殺など現地の歴史を学び、日本での自身の境遇や生活がとても恵まれていると実感したそうです。岩﨑さんは課外活動でグローバル研究部に所属し、模擬国連に参加。先輩とペアを組んで出場した昨年11月の全日本大会で優秀賞を受賞し、今年4月にニューヨークで行われた世界大会に出場しました。グローバルサウスを取り上げた議題にアメリカ大使の立場で向き合い、世界的な問題を他国の視点で考える、貴重な経験をしたと話しました。2人の体験について、外資系企業でキャリアを積みビジネスシーンで多くの国の方と触れ合ってきた政井氏は、「感受性が強く吸収力も高い年代にさまざまな人の立場になって考える経験をしたことが、将来、いろいろな物事を柔軟に受け止めるベースになると思う」と感想を述べました。

質問に答える岩﨑さん

 海外経験によってどのような変化があったかという池上氏の質問に、岩﨑さんは「この内容を英語で表現したらどうなるか考えるようになった」、安倍さんは「自分の主張を大切にするようになった」と答えました。こうした流れを踏まえ、池上氏は「グローバル化をどう捉え、どう備えたらいいのか」と政井氏と猪熊学長補佐に尋ねました。政井氏は、「リスペクトを持って相手を理解し、自分の考えを伝えられることがグローバルな能力なのではないか。伝えるべき自分の考えを用意しておくことも大切で、自分や相手の国への理解がそのベースとなる。若い方々にはそうしたものを積み上げていってほしい」と話しました。猪熊学長補佐は、「グローバル化=英語ではなく、英語はあくまでコミュニケーションの手段。英語を国際語として学ぶ際には世界を立体視するためのツールとして捉える視点が大切で、私たちもより視野を広げてグローバル教育を行っていきたい」と語りました。最後に池上氏が、「世界は本当に多様だという認識と己を知る姿勢が大切だと思う。グローバル化とはどういうことか、これを機会に皆さんそれぞれで考えていただけたら」と締めくくりました。
 創立者・ 下田歌子の精神を受け継ぐとともに時代の流れに対応し、独自のグローバル教育を推進する実践女子学園。その環境に育まれ、意欲的に世界に触れて自身の視野と可能性を広げようと挑戦する学生・生徒の姿が印象に残りました。

説明会と体験授業で、学園のグローバル教育について理解を深める

グローバル事業の紹介

 第2部の「JISSEN Global Fair」は、中高に隣接する大学・渋谷キャンパスで開催。多くの高校生や小学生とその保護者が第1部に引き続いて参加しました。
 5階では大学のグローバル事業の取り組みが紹介されたほか、2つの教室で体験授業が実施され、海外からの留学生や留学を経験した日本人学生との交流の場も用意されました。
 グローバル事業の取り組みの紹介では、「グローバル化×社会連携=グローパルキャリア形成」を基本方針に多彩なプログラムを展開する中で、渡航型グローバルプログラムについて重点的に説明が行われました。これは「長期留学」「語学研修」「留学生受入」「アカデミック ボランティア」「グローバル インターンシップ」という5つの柱で構成。現在、特に注力しているのがグローバル インターンシップで、留学先で就業を体験したり、経営を実践的に学んだりして、グローバルな環境の中でキャリア形成を図ることができます。

バリース・キンセラ専任講師の体験授業

 体験授業にも多くの生徒が参加していました。言語文化教育研究センターのシュニッケル ジェイコブ教授の「異文化コミュニケーション体験」は英語でのロールプレイや推測ゲームを通じて文化とは何かを考え、日本の文化についても改めて見つめるもの。同センターのバリース・キンセラ専任講師の「International Friendship Through Movies」は、英語の映画映像を見ながらストーリーや出演している俳優、その役柄について先生から英語による説明を受けます。留学生・留学経験学生との交流スポットでは、中国やオランダ、韓国からの留学生や、在学中に留学を経験した学生が高校生や保護者をお迎えし、ゲームをしたり、留学に関する質問に答えたりしていました。

キンブル・ロバート教諭と東敬祐教諭の体験授業

 6階では、中高についてのミニ学校説明会と2つの体験授業を実施。3回行われたミニ学校説明会には多くの保護者が参加し、「グローバル教育」を始めとする3本の学びの柱や、独自の探究教育「未来デザイン」などについて理解を深めていました。2つの体験授業も実施。キンブル・ロバート教諭と東敬祐教諭が担当する体験授業「キャラクターになりきって話し合おう!」では、小学生と保護者がキャラクターの気持ちを想像しながら英会話にトライ。ジョーンズ・グリフ教諭と谷口大志郎教諭による「英語で算数に挑戦!」では、カードを使ったゲーム方式で楽しい学びの時間が繰り広げられました。

 未来を見つめる、たくさんの高校生と小学生、そして保護者で賑わった1日。海外を体験した先輩達の話に聞き入り、関心を抱いた体験授業に積極的に参加するその様子は、個性を伸ばして世界で活躍する、それぞれの将来を予感させるものでした。
 本学園はこれからも多彩な取り組みを通じて学びのフィールドを広げ、揺るぎない自分を持ちながら世界の多様性をしなやかに受け入れる女性の育成を目指して、学園ならではのグローバル教育を展開していきます。

関連情報

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実践女子学園では、2023年4月1日~2025年3月31日の2年間を募集期間として、「創立125周年記念募金」をスタートいたしました。
創立125周年記念募金は、2024年度に開始する5つの改革をはじめ、学生・生徒の成長に寄与する様々な改革事業に充当します。
創立125周年記念募金はじめ、各種ご支援に関しては、「学校法人実践女子学園ご寄付のお願い」をご覧ください。
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