新任の先生ようこそ実践女子学園へ
今年度、新任の先生方は13 名いらっしゃいます。皆さん、顔と名前はもう覚えましたか?
先生方に質問!
①専攻と講義の特徴について教えてください。
②実践の学生へのメッセージをお願いします。
渋谷キャンパス

大学
文学部 国文学科
助教
三好 伸芳 先生
①専門は日本語学(言語学)で、主に現代日本語の文法を研究対象としています。誤解されがちですが、日本語学は、決して「正しい日本語」を扱う学問ではありません。担当する授業では、ごく身近な例の観察を通じて日本語学の
基本的な概念を紹介しています。
②大学生というものは、その気になれば私生活の面でも学生生活の面でも、さまざまなことにチャレンジすることができます。実践女子大学という場を最大限に生かして、皆さんの人生を豊かなものにしていただければと思います。

大学
文学部 英文学科
専任講師
諏訪 友亮 先生
①専門はアイルランド文学・文化、英語圏の詩、日本語詩です。授業では19世紀までのイギリス詩や小説家ジェイムズ・ジョイスの短編集を丁寧に読み、論理的・批判的な思考の展開を促しています。一方通行にならないよう、学生さんに絶えず問いかけるスタイルを採っています。
②この実践だからできること、大学生の4年間でしか得られないことがあります。この機会を最大限に使い、その後の人生でもへこたれないレジリエンス(精神の復元力)を、動揺する日本のなかでもたくましく生き抜ける基礎を、実践で育んでくれればと願っています。

大学
文学部 英文学科
助教
青砥 吉隆 先生
①研究テーマは「なぜアメリカは月を目指したのか」というものです。主な担当授業はParagraph Writing です。「書くことは考え
ることである」ということと「英作文は英借文である」ということを学んで頂ければ、と考えています。
②昔、学生から「なんで研究や勉強なんてしてるんですか」と聞かれたことがあります。その際、私は「自由になるため」と答えました。確か
に知識の海に溺れて身動きが取れなくなることもありますが、最終的にそこから抜け出すと、素晴らしい知的自由が待っています。

大学
文学部 美学美術史学科
准教授
串田 紀代美 先生
①専門は近現代芸能史で、民俗芸能の舞台化や学校教育における教材化について研究しています。授業では、地域の祭礼や伝統行事での舞踊・
音楽を見て歴史や伝承を調べ、どのように評価されてきたかを知り、現代社会における新たな視点からの再解釈を試みます。
②大学時代に体得したいのは、①観察力(対象をじっくり見て客観的に描写する力)、②一歩前に踏み出す勇気(4年後の飛躍につなげるた
め)、③行動力(考えたことを実践する力)です。失敗を恐れず、打ち込めるものをぜひ見つけてください。

大学
人間社会学部 現代社会学科
准教授
井上 綾野 先生
①フェアトレード等生産者保護を担保した商品の購買・消費行動である「エシカル消費」を研究対象としています。講義では、「マーケティング論」を中心に、「消費者心理学」、「流通サービス論」「広告・PR 論」を担当し、企業と消費者、社会との関係に焦点を当てて教授しています。
②ある書籍のなかで出てくる、教員が教え子に向かって語る言葉に「明日は失敗のない新しい日」という言葉があります。失敗を恐れず、さまざまなことにチャレンジしてください。

大学
人間社会学部 現代社会学科
専任講師
時田 朋子 先生
①専門は社会言語学で、バイリンガルや多言語社会について研究しています。近年は、バイリンガルの子どもがどのように言語を使用しているかというテーマに取り組んでいます。担
当科目は、英語や異文化理解です。英語を用いて異文化の人々と交流する楽しさを伝えたいと考えています。
②グローバル化が進み、異文化の人々と交流する機会が増えています。大学4年間、英語をはじめとする外国語のスキルを磨くとともに、異文化を理解して寛容する態度を育みましょ
う。世界が狭くなり、視野が広がっていきます。

短大
日本語コミュニケーション学科
専任講師
鹿島 千穂 先生
①専門はコミュニケーション学です。「ビジネストーク入門」「プレゼンテーション入門」といった授業では、出演者および制作者としてマスメディアでの仕事を通じて体得した手法を用
いて、学生のコミュニケーション能力の向上を目指しています。
②ひとつの授業、たまたま観た映画、薦められて読んだ本、誰かとの出会いが、これから先の人生を変えることになるかもしれません。興味のアンテナを張り巡らせて、貪欲に経験する姿勢をもってください。大学は、そういったものがたくさん転がっている場所です。
日野キャンパス

大学
生活科学部 食生活科学科
准教授
髙橋 加代子 先生
①これまで、医療機関で勤務しており、臨床栄養管理学系が専門です。特に、実践現場で培ってきたノウハウをシステムとして取り入れて、知識が経験に活かせるような授業を目指しま
す。食と栄養を病気と関連づけて身につけられるように伝えていきたいと思います。
②臨床系は言葉一つにしても初めて耳にすることが多く、学びとしても大変でしょう。大学生活を一緒に送れる仲間を大切にし、生涯の友と出会い、助け合いながら苦しいことや楽し
いことを分かち合ってください。学問としてだけではなく、今後の生活の中で役立つことを期待します。

大学
生活科学部 食生活科学科
准教授
中川 裕子 先生
①専門は、調理における食品の変化や現象を科学的な視点で学ぶ調理科学です。本学では、「調理学」、「食品物性論」、「調理学実習」などを担当します。研究分野は食品の物性および官能評価で、主に咀嚼えん下機能が低下した人の食事について行っています。
②私は、大学時代の卒論研究および恩師や仲間との出会いがあり、この仕事に巡り合うことができました。みなさんも学べることへの感謝を忘れず、有意義な時間を過ごしてください。本学で学ぶことができてよかったと思えるよう、サポートします。

大学
生活科学部 食生活科学科
准教授
山岸 博美 先生
①専門は、給食経営管理です。特定多数の方々に安全でおいしい食事を提供するための知識と技術を修得するための科目を担当しています。長年学校給食に携わってきた経験を生かして、集団給食や大量調理の特性を伝えていけたらと考えています。
②管理栄養士・栄養士は提供した食事によって健康増進や疾病改善ができる、まさに人を幸せにする職業です。私も自分の考案した献立を笑顔で食べていただくことにやりがいを感じて今まで歩んできました。管理栄養士の仕事は、その良さに気づくには少し時間がかかることがあるかもしれません。でも本当に素敵な職業です。ともに学び、成長していきましょう。

大学
生活科学部 食生活科学科
准教授
奈良 典子 先生
①専門はスポーツ栄養学です。トップアスリートからジュニアを対象に、栄養教育やオリンピックなどの海外遠征に同行し食事提供もしてまいりました。これまでの経験も取り入れつつ、学生の皆さんが卒業後にも実践に活かせる講義展開を心がけていきたいと思います。
②学生の皆さん、大学では各専門領域で学びつつ、部活やサークルなどを通じて他学部・他学科の学生とも積極的に交流し、仲間との時間も大切にしてくださいね。卒業後、公私共にお
互いを支えあえると思います。私もその一人です。

大学
生活科学部 生活環境学科
助教
塚崎 舞 先生
①被服に関する染色・洗浄分野が専門ですが、環境教育に携わった経験もあります。主な担当講義は、化学実験で必要な基礎知識を学ぶ「生活環境基礎c」です。実験データの取り扱い方
や、器具について実践的に学びます。
②皆さんは、実験はお好きですか?私は高校生からの憧れでした。身の回りの不思議を自分で解明することは、とても創造的でわくわくします。ぜひ、実践生の皆さんも、新しくいろ
いろなことに挑戦する気持ちを持ち続けてほしいと思います。

大学
教育研究センター
特任教授
植野 誠之 先生
①専門分野はキャリア教育です。これまで米国、タイ国も含めて、企業で長年働いてきました。授業では、その経験も踏まえて、グローバリゼーションが進展し人生100 年時代と言われ
るこれからのキャリアを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
②社会に出る前、若いエネルギーと自らコントロール可能な時間が豊富な大学時代。対象は何でもいい、失敗を恐れず、何かに挑戦することをお勧めします。そこでの「突き抜ける体験」
から何かが見え、それこそが大学時代の最大の財産となると思います。